桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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IKEA

ディスプレー用の小物を仕入れに時々IKEAに行く。
買い付けではメリハリを付けるのでリーズナブルに済ませるところはIKEA、その一方、ここぞという場面では値が張っても大胆に買う。
そんな訳で今日、朝一、相方のコーディネーターを助手席に第三京浜を走り港北まで行ってきた。
IKEAに行くと必ずカフェテリアでミートボールを食べる。
ここのカフェテリアはIKEAの世界感を表現していて、安いし広くて清潔感があって快適だ。
だからIKEAをラウンジがわりに使う人も増えているのでは?と思うくらい多くの人がここで友人や家族と一緒に過ごしている。
そんな大型ショッピングセンターとはまた違った地域との関わり方も新鮮だ。
レジ脇では北欧風の薄焼きジンジャークッキーも買い、トランク一杯の商品とともに帰路についた。

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フィン・ユール

新宿パークタワー(OZONE)1階のギャラリー1で現在、「フィン・ユール生誕100年記念展」が開催されている。
この展示会は1月30日に生誕100年を迎えたフィン・ユールの家具デザインと自邸の建築を紹介するもの。
フィン・ユール(Finn Juhl、1912年1月30日 - 1989年5月17日)はデンマークの建築家、家具デザイナー。
アルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナーと並んでデンマークの近代家具デザイン界を代表する。
家具を知り出すと誰もが彼が作り出す脚と一体に流れるようなフォルムを纏った肘掛けや大胆かつ繊細な構造材の仕口に魅了されるのだ。
牛骨を貫通ダボ穴に象嵌して埋木してみたり、当時まだ新素材として作られたばかりだったであろうメラミンを無垢材と同列で使ってみたり、真鍮や鉄、時には樹種の異なる無垢材をメタルタッチで継いでみたり、と様々なトライアルをして来た様子がうかがえる。
会場に展示してある椅子やテーブルやソファーは全て座ったり使ったり出来るようになっている。
僕はこれらに全て腰掛け、カラダにインプットしてさらにひっくり返して裏側まで舐め回すように見てきた。
この展示、2月12日(日)まで。
因みに、現在のフィン・ユール製品は全て山形県で製作されて世界に供給されている。
これまで工場によって作り方を変え、ディフォルメされ、数多くのバリエーションが存在してきたという。
そうした背景からオリジナルを探る研究も盛んなようだ。

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材料探し その2 ゼブラウッド

昨日掘り当てたもう一つの材料がゼブラウッド。
アフリカに分布し、ガボン、ナイジェリア、カメルーン、タンザニアなどの熱帯雨林に生育する、マメ科 Microberlinia 属の広葉樹だ。
シマウマのような縞模様が美しい材料だ。
昭和30~40年代にかけて洋服タンスの化粧板に使われ大流行したそうだが、つい数年前にもそこそこ流行した材料だ。
こちらは柾目の素直な材料を選んだ。
素直な柾目の特徴を生かして4枚はぎ、5枚はぎで粗木取り。
するとちょうど大テーブル中テーブルの分でほぼ綺麗に使い切る計算。
これで材料はすべて決まった。あとは4月完成に向けて待つのみ。

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材料探し その1 黒柿

4月に納品するテーブルの天板用にスペシャルな材料を探しに行った。
スペシャルと言っても単に高価な銘木ではない。
銘木だけれどデッドストックになっている材料を探しに行ったのだ。
材木の山のなかから出てきたのが黒柿。
これは割れも入っていて大板で使うことはできない材料。
だから使われないままここにストックされていたようだ。
さっそく割れと暴れを除けて粗木取り。
今回のテーブルは大中小あり、一番小さいテーブルなら2台分丸々取ることができそう。
こうして黒柿が今日の収穫となった。

ところで、黒柿とは?
柿の木の心材に稀に黒色の縞模様や濃淡が現れる。
この材のことを黒柿(くろがき)と呼び、古来から珍重されている材料なのだ。
なかでも、孔雀の羽の模様に似た「孔雀杢(くじゃくもく)」が現れると、これはもう相当な高値がつくことになる。
まだまだ僕にはそこまでの高価な材料は使いこなせそうにない。

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モデルルーム検査

田園都市線の長津田駅から徒歩で20分程の場所で約200戸の大規模マンション計画があって、そのモデルルームのインテリアを依頼されている。
今月22日に完成するそのモデルルームの中間検査を今日、おこなった。
モデルルームとはそれぞれ形の違う200戸の姿やイメージを一つの「ルーム」のなかに一つの世界観として表現する訳だから、この日の検査は「200戸の検査をする」のと同じくらいの意味を持つ。
プラスターボードの下地が出来上がったばかりのプレファブ小屋の中に住戸2ユニット。
その小さな工事現場に総勢30名近くが集まって2時間半程。

現場はオオタカも生息する広大は森林公園に南面した、環境が「売り」の低層集合住宅だ。
駅からはやや遠いが、電線が完全地中埋設された、電柱のない一本道を散歩気分で歩く。
犬を連れた散歩中の老夫婦や、小さな子供を自転車のキャリアに乗せたママ達が道で出会う人たちと挨拶したり会話したりしているのを見ると、自分が今住んでいる都心の環境とは別の「ほっとする何か」を感じる。
そんな気持ちを僕はこのモデルルームで表現している。

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高崎建築巡り その2

20120129.jpegこの音楽堂、現在、建替えか保存かでモメている。
確かに今日、ホワイエの小ささやトイレの少なさ、空調の吹き出し音、気流の大きさ、天井高さが低いことからホール全体が鳴らない音響の悪さなど、計画的、技術的問題点はたくさんあるのは実感した。
群馬県が誇る交響楽団であるのに地元のホールで金管楽器が思うように鳴らせないというのではあまりにもかわいそうでもある。
しかし、この日、ほぼ満席。
恐らく僕らのように東京から来た人は少ないだろう。
それでも地元に支えられてこのホールは未だに満員御礼、健在なのだ。
2000人収容というキャパシティーも充分、と思われるので、この折板構造フレームありきの他に例を見ないリノベーションの実現を願う。

100分間、休憩無しという過酷で壮大な今日の演奏会。
激しい音のぶつかり合いの後に訪れる、美しい第6楽章の余韻に浸り東京に戻ってきた。

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高崎建築巡り その1

アントニンレーモンドが設計して昭和36年に竣工した群馬音楽センター。
今日の演奏会は、群馬交響楽団の定期演奏会でマーラーの交響曲 第3番 ニ短調。
また、東京の麻布笄町にあったアントニン・レーモンド自邸の写しである井上房一郎邸にもいきたかった。
そんなわけで言い出しっぺの僕がアレンジして理科大の教員4名で高崎まで日帰りで行ってきた。

貧乏性かつ早起きな僕としては徹夜明けのT氏まで巻き込み早朝の新幹線で高崎入り。
まずは少林寺のブルーノ・タウトの住まい、洗心亭へ。
その後、磯崎アトリエ、群馬県立近代美術館。
ここは学生の時に行ったので30年ぶりの見学。

午後からいよいよアントニン・レーモンド。
時間はたっぷりあるので井上房一郎邸をじっくり見学。
この住宅、笄町のアントニン・レーモンド自邸が1951年竣工で、その僅か一年後、多少の変更をしながら写し取られて竣工している。

日本家屋の6尺では頭がつっかえる大柄なレーモンドは建具のモジュールとして6尺5寸を使っている。ベタ基礎で地盤面から僅か200ミリで床高が設定されていることから外部との連続感を保ちつつ風景を切り取るためのギリギリで絶妙な寸法と感じた。
足場丸太を掘っ立て柱の様に独立させて建てるための金物を工夫しているところや3寸5分の足場丸太だけで梁間3間を飛ばす工夫はディテールとしては粗いけれどもこれが短工期で完成させるための仕組みであったことを考えれば理にかなっている。

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繊維関係の企業に従事するブラジル人が多い土地だ。
赤城おろしの寒風に凍えて飛び込んだブラジル料理屋でチーズのパステルとポン・デ・ケイジョ、そしてシュラスコで腹ごしらえののち、いよいよ音楽堂へ。

ランチのお気に入り

Au Pied de Fouetというレストランがパリの7区にある。
この店の決まった席に Le Corbusier は毎日通っていたという。
ニューヨークのシーグラムビルの1階、The Four Seasons には Philip Johnson が。
そして僕も渋谷の事務所にいる時にはいつもお世話になるお店がある。
このお店には小さな子供を連れたお客さんも多いのでついつい微笑んでしまう。
時間に余裕がある時はいつも一人、PCやiPadを持ちこんで長い時間過ごすのだ。
一度気に入るとかたくなに守り通すのが建築家の性?

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