桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

  • 文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

home

Column

Column

小雨降る中の地鎮祭

世田谷区若林で小雨降る中の地鎮祭。二十四節気も来週20日からから穀雨との神官の説明に納得。この案件、中庭をコの字型に囲うローコスト長屋プロジェクト。外壁率が高いことからコストアップ要素が問題となり見積もり合わせは難航した。施工はかつて二年在籍したコスモスモア。インテリアの仕事では何度か依頼しているが、新築では初だ。こちらは木造もRCも請けてはいなくて軽量鉄骨造のニッチな分野だけというからなかなか僕としては珍しい機会だ。在籍していたのは四半世紀以上前のこと。だから担当のスタッフの方々は初めてお会いする人ばかり。でも、今日の地鎮祭に施工者代表として参列してくれたのは入社同期で京男の陽平くん。どうぞよろしくお願いします。ということで僕には全く似合わないガッツポーズでのツーショットを祭壇前で。

IMG_0448.JPG
IMG_0449.JPG

現在設計中のビルもかつてのリクルートコスモス同僚からの依頼で進んでいるからなんだかここのところちょっとした同窓会の様相。もちろん仕事なので甘えはありません。

今日のプロジェクトは今秋の終わりに完成予定。

古民家再生

岡山で古民家再生の相談を受けることになり、何かのヒントになるかもと、前から泊まりに行きたいと考えていた長野県の飯綱町で知人が運営している古民家カフェ「のらのら Farm & Cafe」に急遽お邪魔させてもらうことにした。

20210403-01.jpeg20210403-02.jpeg

オーナーの高野さんは先祖から譲り受けた広大な敷地と家屋を活かしてリンゴなどの栽培からシードル、ワイン作りなど事業を行う一方、心のケアを必要とする子供たちやある意味偏った生活環境で「してはいけないこと」だらけの都会の子供達にのびのびと過ごせる場を提供したいと活動しておられる。また、移住を考える人たちの相談役として彼らと地域を結びつける役割も大きい。飯綱町は長野駅から車で北へ30分ほど登った高原地帯にあり、隣接して野尻湖をもつ信濃町と合わせて軽井沢同様の高原地域にあたる。長野駅から東京駅まで北陸新幹線で1時間半弱だから都心のオフィスで朝一の会議があっても早朝発で参加可能だ。飯綱町では小学校の統廃合による廃校を利用した県内外の企業誘致も盛んに行っている。今回は二つの事例を見たがこうした受け皿が用意されていればその気になる企業も多いだろう。なかなか羨ましい環境といえる。

20210403-03.jpeg20210403-04.jpeg20210403-05.jpeg20210403-06.jpeg20210403-07.jpeg20210403-08.jpeg

視察のついでに、長女が幼い頃、毎夏訪れていた思い出の場所、旧野尻湖プリンスホテルにも立ち寄ってみた。その後、「野尻湖ホテルエルボスコ」と名を変え営業してきたが、設備の重大な欠陥が見つかったそうで現在は閉鎖されたままとなっており、ちょっと寂しい場所になっていた。再開したら是非再訪したい。

20210403-09.jpeg

さらに1時間ほど足を伸ばした志賀高原では快晴の空の下、今年の滑り納めも堪能し、山の神様にもご挨拶。
さて、週が明けたらいよいよ岡山へ。

20210403-10.jpeg20210403-11.jpeg

Works更新のお知らせ(目黒東が丘の住宅K邸)

今年1月に竣工した目黒東が丘の住宅K邸のWorksをアップいたしました。
ぜひご覧ください。

『家庭画報』2021年4月号【3/1発売】掲載のお知らせ

『家庭画報』2021年4月号【3/1発売】
進化するホームシアター&音楽のある、夢のライフスタイル拝見「わが家コンサート」のすすめ (P.52-55) にて
今年1月に取材していただいた東中野のK邸アネックス(別邸)が掲載されています。

以下、紹介文より
家で過ごす時間が長くなる今、俄然、注目が集まっているのが家庭内のAV環境。質の高い豊富なソフトがオンライン配信などによってわが家でゆったりと贅沢に享受することができるようになっています。一方でリアルな楽器の学びなおしのブームもあり、自宅で生の音楽を楽しむ文化も多様な形で成熟しつつあります。今月は音楽と映像を愛する豊かな暮らしを訪ね、わが家を"感動劇場"に変えるヒントを探ります。

お手にとってご覧いただければ幸いです。

IMG_0227.jpeg

『家庭画報』2021年4月号【3/1発売】掲載のお知らせ

『家庭画報』2021年4月号【3/1発売】
進化するホームシアター&音楽のある、夢のライフスタイル拝見「わが家コンサート」のすすめ (P.52-55) にて
今年1月に取材していただいた東中野のK邸アネックス(別邸)が掲載されています。

以下、紹介文より
家で過ごす時間が長くなる今、俄然、注目が集まっているのが家庭内のAV環境。質の高い豊富なソフトがオンライン配信などによってわが家でゆったりと贅沢に享受することができるようになっています。一方でリアルな楽器の学びなおしのブームもあり、自宅で生の音楽を楽しむ文化も多様な形で成熟しつつあります。今月は音楽と映像を愛する豊かな暮らしを訪ね、わが家を"感動劇場"に変えるヒントを探ります。

お手にとってご覧いただければ幸いです。

IMG_0227.jpeg

I'm home. no.110 2021 Mar(2021年1月16日発売)に連載のお知らせ

imhome110_cover.jpeg

I'm home. no.110 2021 Mar(2021年1月16日発売)に連載のお知らせです。
連載第11回目は、前半では設備計画について、後半には着工から上棟までを解説しています。連載はあと1回を残すところとなりました。どうぞ書店などで実際にお手にとってご覧下さい。

imhome110_contents-1.jpegimhome110_contents-2.jpeg

I'm home. no.110 2021 Mar(2021年1月16日発売)に連載のお知らせ

imhome110_cover.jpeg

I'm home. no.110 2021 Mar(2021年1月16日発売)に連載のお知らせです。
連載第11回目は、前半では設備計画について、後半には着工から上棟までを解説しています。連載はあと1回を残すところとなりました。どうぞ書店などで実際にお手にとってご覧下さい。

imhome110_contents-1.jpegimhome110_contents-2.jpeg

目黒東が丘の住宅K邸-9

もともと鬱蒼とした大木の繁る林だったこの目黒東が丘の住宅K邸の敷地には南側に向けて少し傾斜があります。入口からは斜面に沿って上り勾配になります。また、同族で所有していた広大な土地を分筆しているため、今回の土地は完全な旗竿敷地です。前面道路からはちょこっと立面が見えるだけでアプローチの造形が立面となります。そんなちょこっと見える立面に少しだけ工夫を施しました。それが基礎の一部をキャンチスラブにしたことです。アプローチ側から見た時に立面が地盤面から浮いて見えています。アプローチからは室内の階段と同じ寸法で作られた5段のRC階段を登り、庭師F氏の手による玄関に至る石畳のスロープを進むのですが、その時、正面に常に軽やかに建物が浮いて見えているところがチャームポイントです。ただそれだけのことなのですが、この建物のスリットから水や風といったここから流れ出るものの気配を感じていただけたら嬉しいです。
アプローチの先にある玄関扉は高さ1800を切る寸法で作っています。誰もがここで自然にお辞儀をします。ここも重要な部分です。玄関をくぐると天井高は一気に約7.5mに達します。ここからこの住宅のすべての要素が見渡せます。この住宅には廊下や単なる階段はありません。1階中央を東西を突き抜ける空間は玄関空間と一体の階段の一部だったり、さらにその先にシームレスにつながる洗面空間だったりします。緩やかな階段とアートがこの空間の一部となりながら二階へと視線を導きます。二階壁面に設置したレリーフがアイストップとなっています。階段を登りきった2階正面の正方形の開口はピクチャーウィンドーとなり、もともとこの敷地にあった枝垂れ梅の美しい枝ぶりが移植と剪定により絵のように再生されています。
12月27日に行われた内覧会と1月9日に行われた引き渡し会では朝から晩までここで時間を過ごしました。常に温度計を手に、床・壁・天井の温度を計測してまわりましたが、何処も20度から22度の範囲で見事にムラのない室内気候が実現できていました。しかも全く風を感じないところがなんとも穏やかな空間でした。二日とも晴天に恵まれたことから室内に差し込む太陽の光線が移ろい変化していく様を見ながら、たくさんの新たな発見をし、またお別れもしました。住宅は設計半分、これから始まる暮らしが半分。クライアントの暮らしが始まればクライアントの色に染まり、また、年を経るごとに徐々に変化していきます。そこがまた楽しみなのです。

それでは長くなりましたが今年もどうぞよろしくお願いいたします。

IMG_9898.JPG

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 Next

Page Top