桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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2010年1月のアーカイブ

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2010年1月 [ 27 entry ]

初詣

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渋谷のアトリエの近くの桜ヶ丘では梅の花が満開。あたたかな日曜日だ。
年始からずっとスキーや旅行、オペラなど、週末の予定がびっしりと埋まっていたので、明日から2月という今日になって、やっと明治神宮へ初詣にいってきた。

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いつも通り神楽殿にて家内安全を祈願する。私の場合個人事業主だし、社運隆昌、商売繁昌などもふくめて家内安全でよいそうだ。
明治神宮では、祈願の際に、舞いが行われるので、「祈願祭」と呼ばれ、祈願者は「神楽殿」という畳敷きの大広間に座り、神主さんからお清めのお祓いを受け、祝詞を聞き、巫女さんによる神楽「倭舞(やまとまい)」という明治神宮独自の舞いを見る。
そして最後にお鈴の儀を受け、拝礼の後、直会となる。

ランチはいつもお決まりの南国酒家。
1965年竣工のコープオリンピアの地下に入っている中華料理のお店。
さらに向いのデメルでザッハトルテを買うのもいつもと同じ。

不義理な長男である私は石神井の実家に帰るのも今年初。
夕方から住宅の打合せなので娘と家内を実家に残して先に新宿へ。

都立大の集合住宅内覧会

ワークショップ谷内田章夫さん設計の都立大の集合住宅内覧会へ。
地下1階+1階のユニットと1階+2階のユニットが立体的に絡み合う18戸の長屋形式の集合住宅。
両隣だけでなく、隣三軒の壁を共有する、棟割長屋の形式なので、開口部がわずか2間間口の一面しか取れない。それにもかかわらず、立体的に解いた結果、とても明るく開放的な室内を実現している。
また、地下居室へのルームドライヤーの設置、サーキュレーターの採用など、細やかな配慮も。
加えて敷地が旗竿状とあって、工事の難易度も高い。施工は白石建設。
細部までかなりの精度でつくりこんでいて、大変勉強させて頂いた。

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ルートロンアスカ

ルートロンアスカ社のショールームにて調光連動のブラインドコントロールについての打合せ。ブラインドを作ってくれるSHYの林口さんとは昨年夏のOZONEで一緒に仕事をさせてもらって以来、しょっちゅうやり取りをする間柄。まだルートロンでは外付けブラインドとの連動は出来ないが、ルートロン製の駆動モーターはスクリーンのシャフトの中に納まってしまう構造のため、とびきり静かな上によけいな制御盤がカーテンボックスの中にでてこないから、収まりが大変良いのだ。

他にはできたてほやほやのルートロン社製人感センサー。赤外線の検知範囲を増設出来、光センサーも組み込み可能とのこと。
私は人感センサーでルートロンのシーン調光がスタートするシステムを組込むことが多くて、これまではパナソニックのセンサーとのややこしい信号のやり取りを計画しなければならず、慣れていない電気工事屋さんでは大変苦労させられることの多いところなのだ。

私はルートロンのグラフィックアイをはじめて採用したのが独立したばかりの1995年だった。以来ほとんどの現場に組込んできた。シーン設定も全て自分で組込む。
なによりもルートロンのスイッチプレートはそれがあるだけでぐっとクオリティーが上がる。

ウディ・アレンの映画を見ていると、マンハッタンに住む登場人物のアパートの壁には必ずと言ってよい程、ルートロンのスイッチがついている。

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自然感のある材料

国代耐火工業のショールームにてレンガタイルの見本張りのためのセレクトをする。
色むらによる不均一な表情が特徴的なタイルなので、あえてマックスの変化をつけたセレクトにした。
他にヨコ目地とタテ目地、それぞれの寸法や色、伸縮目地の色、などなど、素材感を決定する。
来週の定例に見本張りを用意して見てもらうのだ。

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だけど、昨日の定例で、ディベロッパーの担当の人がちょっと気になることを言っていた。
我々は最初から自然感のある材料を使うことのコンセンサスを取って進んできていたので、感覚は共有出来ていると信じて疑わなかったのだが、「最近お客様から天然石の表情が汚いと文句を言われて困っているのだが、レンガの場合は大丈夫でしょうか?」などと、まじめに聞かれたのだ。
どんな石だかは知らないが、本当に理解してくれているのだろうか。
ちょっと不安になった。

いつものことだが、入口に飾ってある「モヘンジョダロ遺跡の世界最古の焼成煉瓦」に触らせてもらい、「気」をいただく。

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ヴァレーマの外付けブラインド

日本オスモ株式会社のショールームへ。
現在設計中の住宅に外付けブラインドを計画しようと考えた。
ヴァレーマの外付けブラインド。

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日本オスモといえば、ドイツ製の無公害な木材保護塗料であるオスモカラーの輸入販売で知られているが、ドイツエーデル社の樹脂サッシュ等と一緒に外付けブラインドも取り扱っているのだ。

このシステムには以前から興味をもっていた。
太陽高度が季節により激しく変化するヨーロッパの町ではどこへいっても外側に鎧戸がついているし、新しいビルには外ブラインドやオーニングが付いていたりする。
かつての日本でも軒の出を大きくして夏の日射を避けるのが基本だった。
フラットな硝子面が増えた現代の建物では内側にブラインドやカーテンを設置することが当然のようになってしまったが、日射による熱負荷を軽減するには、外にブラインドをつけるのが一番良い方法だ。
もちろん、台風がある日本では風圧による破損の可能性もあり、難しい条件もある。
ただし、風速センサーによる自動巻き上げ機能とソーラーセンサーによる開閉機能、そして太陽高度によるスラットの開閉調整機能を加えて行けば、理想的な環境が出来上がるはずだ。

一方、私が調光システムでお世話になっている、ルートロンアスカの鈴木さん曰く、「ブラインドコントロールそのものも照明効果のうちだ」と、嬉しいことをいってくれるのだ。

この話を聞いて、私は外付けブラインドの制御もルートロンで行いたい、と考えている。鈴木さん!よろしくお願いいたします。

「一人でドリブルするな。パスを出せ」

朝トレで「日経アーキテクチュア」を読んでいたら建築家の隈研吾さんが「私を育てた失敗」というコラムで書いていた、「一人でドリブルするな。パスを出せ」という100人規模にふくれあがった自身の事務所スタッフたちに宛てた一言に妙に反応してしまった。
さっそく事務所にでるなり、開口一番スタッフにこの一言を言って聞かせたら、皆、妙にうなずいていた。
パスをしてあげると勢い余ってそのまま場外へドリブルしていっちゃうのは誰だあ?
みな純粋でまっすぐなのはいいんだけど。

明日のマンション定例会議用の図面と資料作成でスタッフはテンパっている。私はやや花粉症気味な気配。

深夜、スタッフからメールがやってくる。私も頑張って自宅でスケッチを3点、仕上げた。

酸欠気味の事務所

水曜日のマンションプロジェクトの定例会議へ向けた計画図面がどうも実施設計部隊のスピードについて行けておらず、未完成度が高い!というのが週末に図面チェックをしていて気がついた大きな問題点。
朝一で、リカバーに向けて作戦をたてる。

先方はゼネコンで、人海戦術を使える。だから、一気にガガガッと進む。
当然こちらは未だに揺れ動く官庁関係の折衝により簡単に変更されてしまうことで細部が変化し、又一からやり直し。の繰り返し。

デザイン監修の場合、自分で折衝している訳ではないのでなかなか具合が悪い。何とかスタッフを役所に同行させてもらって交渉の場面にも参加させる。するとまたやたらと手間を食う。

そんなわけで今日の事務所は、マンションプロジェクトに4人。住宅のプロジェクトに2人。夜には退職した木村君も加わり、事務所の人口は私を入れて8名にふくれあがった。

WEBサイトリニューアルのお知らせ

本日2010年1月22日に、WEBサイトをリニューアル致しました。

竣工物件の情報を「Works」にて、
日々考えていることを「Column」にて
随時発信して参ります。

これからも、桑原聡建築研究所および株式会社唯アソシエイツを
どうぞよろしくお願い申し上げます。

                                 桑原 聡

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