桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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2010年4月のアーカイブ

Column

2010年4月 [ 28 entry ]

ゴールデンウィーク

5月の連休は毎年東京で過ごしている。
こんなに気持ちの良い東京はなかなかないと思う。
サラリーマン時代は必ず海外へ行った。
しかし、たとえばヨーロッパだと花が一斉に咲く6月がベストだ。
5月の連休は今ひとつなのだ。
そういうことは独立してから知った。
自分で仕事をするようになって変わったことは皆が休む時はなるべくどこにも行かないこと。
だからGWもお盆もお正月も東京にいる。
それでその前後に少し長めの休みを取る。

今日は連休中や連休明けすぐに打合せがいくつかあるのでそのための準備に追われた。
私は打合せを入れてしまうが、スタッフは休みに入ってしまうから。

そんな作業の合間に娘を連れて近所のJ'z BURGERでランチ。
旧山手の代官山から南平台にかけての一帯は平日なのに休日っぽい空気が漂っていて日常からちょっとだけエスケープ出来るところが良い。

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昭和の日=母の誕生日

今日は祝日だが、母の誕生日でもある。
父も母も昭和一桁生まれの戦中育ち。
古稀のお祝いに建替えた住宅も築12年になる。

年に4回も顔を出せば良い方だった親不孝者の私だが珍しく先々週行ったばかりの実家に再び顔を出す。
それというのもシニアのためのデザインをこれからしようというのに自分の親のことを考えなくてどうするの、と、いまさらながら本気で思ったから。

1歳の娘は前回、父母の顔を見るなり泣き叫んでいたが、今日は最初から打ち解けている。
母の好きなイチゴのショートケーキが手みやげだ。
今日はたまたま通りかかった目白のエーグル・ドゥースで仕入れた。

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ところで、どう見てもシニア向きには見えないであろう、私が設計した実家は蹴上げ15センチ×踏み面30センチの緩い階段を5段×4セット、計20段を一日に何回も上がったり下がったり「させられる」家だ。
父と母はある意味、実験台になってくれている。

今度のシニアプロジェクト、私はそんな「思いやりのある」提案もしていくつもりだ。

B&B Italia / MAXALTO

朝一自宅でしばらく温めていた神宮前の案件の構想をスケッチブックにプランする。
いつも没頭してギリギリまで粘る。
雨の中、マンションの現場へ小走りで向かいながらも頭の中はプランニングのことで一杯に。

こうして突然案件が動き出すのでスタッフは大変だ。
夕方までにそこそこの図面を描いた後、模型の指示出しをして外出。

B&B ItaliaのMAXALTOショールームのオープニングレセプションへ向かう。
MAXALTO はAntonio Citterioが手掛けるB&Bの最高級ライン。
モダンでありながらクラッシックないでたちの家具。
もともと生まれはB&B ItaliaのオーナーのためにAntonio Citterioがデザインしたプライベートなブランドだったと記憶している。

南青山のB&B Italiaショールームは家具も良いが小物の選び方が秀逸。

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炎と湯に癒される空間

一度伸びたおなか周りにはすぐに脂肪の固まりがつく。
僕の歳になるとなかなか減らない。
ここのところジム通いを週3〜4にペースアップしているがなかなか、、、

もうひとつ、不安の固まりのように重たいバッグの中にはたまった仕事のファイルがパンパンになっている。
GWあけには着工、打合せ、提出が多数控えている。
どうしてもキリが良いのでGW明けで約束してしまうからだ。

朝からPCに向かってスケッチブックの線をプロットしてゆく。
スケッチでは納まるはずなのになかなかうまく行かないものだ。

事務所に1日いるといろんなメーカーの人がやってくる。
今日は水回りの金物を扱うリラインスの担当者がやってきた。
いつもILBAGNOというイタリアの水回り専門誌を携えてやってくる。
刺激的なこの雑誌は楽しみの一つだ。
今日はイタリアのantoniolupiのプレゼンテーションが素晴らしく気に入った。
このantoniolupiは水回り商品とファイヤープレースの両方を取り扱っており、炎と湯に癒される空間を紹介している。
水と火、ともに人間のもっとも原初的な欲望の現れだ。

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映画「やさしい嘘と贈り物」

シネスイッチ銀座にて映画「やさしい嘘と贈り物」を観た。
認知症で家族の記憶がなくなってしまった夫が妻に再び恋をするという物語。
そしてそんな恋を陰で家族みんなが支えあう。
色とりどりのクリスマスのイルミネーション、燃え盛る暖炉の炎、ステンドグラスを透過する光などが活き活きと効果的な背景として使われている。
グレー一色で始まる夫の衣装がオレンジ色のマフラーをまとった妻に恋をすると赤色のセーターやネクタイに変わっていくところにも彩りが添えられている。

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現在とりまとめ中のシニア施設のデザインにもいかせるだろう。

ランチにパエリアを食べた。
食後の散歩は銀座通り。
シャネルのウィンドーディスプレーが藁を敷き詰め、異彩を放っていたので気になってなかを覗く。
ギャラリーで開催されていた高円宮妃久子殿下の鳥の写真展を観た。

カルティエではテーブルトップや壁面に貼られたレザーの感触を確かめる。

リニューアルオープンしたヤマハ銀座店は期待はずれ。
とはいえまだホールで音を聴いたわけではないので感想は保留。

夕方、東中野の住宅の施主打合せ。
いつもの様に食事をしながらのミーティング。
見積が出そろっているのでコストについての打合せだ。
厳しいコスト調整になりそう。

カイトみたいな家

軽井沢での新規案件の打合せ。
先週現地を歩いた時のイメージを1/200模型にしてお見せした。
僕のスケッチをスタッフがクリエートしたもの。
図面は描いていない。
頭の中にまだしまってある。
だけど、描いていなからこそイメージがきちんと共有出来たと思う。

20100424.jpg崖の上にちょこんと建てなければならないので、いまにも大空に向かってふわりと飛んで行きそうなカイトみたいな家になった。

「渡辺力さんの仕事」展

カンディハウスの東京ショールームで開催中の「渡辺力さんの仕事」展のトークショー&レセプションパーティーへ行ってきた。
渡辺力さんは1911年生まれの99歳。
20100423.jpg2003年、92歳の時にデザインしたRiki Clockはセイコーによって生産販売されている。
クリエイティブをしていると定年が無いから生涯現役。
私はまだ歳は半分、経歴は1/3だ。

「渡辺力さんの仕事」展
カンディハウス 東京ショールーム
新宿区西新宿1−23−7 新宿ファーストウエスト3F
4月22日[木]~5月11日[火] ※水曜日定休

「徳島LEDアートフェスティバル」と「瀬戸内国際芸術祭」

1993年に世界初の青色LEDを発表した日亜化学工業の本社のある徳島市は、吉野川をはじめ、大小138の河川が市内を縦横に流れ、水とともに発展してきた「まち」であるという。
この水とLED技術がアートを通して出逢う「徳島LEDアートフェスティバル2010」が現在開催中だ。

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20100422-2.jpgまたこの夏、直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、高松港周辺を舞台として「瀬戸内国際芸術祭2010」が開催される。

これらを仕掛けるのは私も以前からたびたびお世話になっているアートフロントギャラリーの北川フラムさんだ。
今日は唯アソシエイツの大沢が副会長を務めるインテリアコーディネーター東京のイベントに顔を出させていただいき、越後妻有アートトリエンナーレから瀬戸内に至る流れを北川フラムさんからプレゼンテーションして頂いた。

共通する目標は、作品そのものではなく、作品を通して見えてくる背後の物語に目を向けさせること。地域そのものが観られることを地域の人々が見ること。そしてその瞬間にグローバルな世界とつながることだ。

同様の試みは世界的に行われており、音楽祭、「ラ・フォル・ジュルネ  La Folle Journee」発祥の地としても有名なフランスのナントでも、ジャン・ブレーズがプロデューサーとして腕を振るっている。

夏の瀬戸内には私も行ってみようと思う。
今から楽しみなイベントだ。

夜は以前勤めていた会社の同窓会に顔を出す。
場所は浅草寺の近く。
ライトアップされた本堂と五重塔を間近に眺めることの出来る絶好のロケーション。
ここでRYOKANをデザインしたら大人気だろう。

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