桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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Column

2010年11月のアーカイブ

Column

2010年11月 [ 24 entry ]

モノの気持ち

午前中は東中野の現場へ。
時々現場打ち合わせに同席させている新人スタッフに質問して理解度を試す。
間抜けな答えをしようものなら容赦なくたしなめる。
必要なのは経験ではなく注意深さ、思慮深さなのだ。
経験は注意深い思考の後に自然と身に付くものだ。
思慮深さのない経験はいくら積んでも重みがない。

よく相手の気持ち、相手の目線で考えなさいと云われることがあるだろう。
わたしは人に関して云えばあまり合わせるのは得意ではないと自分では思っている。
どちらかというと私は相手の気持ちの先にあるものを勝手に考えてしまうところがある。
よく勘違いをするのも事実だ。
特に相手が女性になると反省することは多い。

しかし、建築、特に現場ではモノの気持ちになって考える。
例えば風呂の納まりを検討しているときはバスタブに満たされた湯の気持ちになって考える。
材料の気持ち、床・壁・天井の気持ち、屋根の気持ち、水の気持ち、空気の気持ち。
そこに無駄なストレスがなければそれらに包まれる施主も気持ちよいはずなのだ。
建築を決定する気持ちはたくさんある。

モノに形を与える時に「コンクリートが石になりたがっている」と考えたルイス・I・カーンの思考の源流が強い力を持つのだ。

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朝ジム

久しぶりに朝一番でジムへ。
油断しているとあっという間にプヨッとしてくる。
鏡に映る自分の姿に危険信号がなった。
あのヘルシア緑茶のコマーシャルそのものだな。
カラダは「なかなか変えられない」

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僕の朝ジムのメニューは
ウォーミングアップとストレッチの後、
ダンベルとマシンを使って気になる部分を中心に筋トレ。
最後にバイクで20分。
シャワーを浴びてから10時前に事務所に出勤し、心地よい疲労感を感じながら仕事する。

実は眠くなる食事後に打合せを入れるのがポイント。
打合せとなるとシャキッとするからだ。

今日は午後の打合せは軽井沢の打合せ。
そして夜は東中野の施主打ち合せを行った。
居眠りする暇はなかった。

今日のメニュー

今日は朝一で光が丘の現場へ。
昼ご飯はパパの炒飯が食べたいので早く帰れと指令が入る。
娘二人を連れて食材の買い出し。
そして我が家の小さなキッチンに娘たちと一緒にこもる。
下の娘は邪魔なんだけれど、一丁前に料理をお手伝いしているみたい。

大人4人分は充分あるくらい大量に作ったのだが、ほろほろの炒飯はあっという間に彼女たちの胃袋に納まる。
それで、炒飯を食べながら、夜はパパのパスタが食べたいという話に。
で、今日はキノコが沢山売り場に並んでいたのでキノコクリームソースのリングイネを作ることに。
これもやはりしっかり大人4人分(レストランだと5人分だな)作ったのだけれどもぺろっと食べてしまう。
ワインもパルミジャーノ・レッジャーノも大量に消費する僕のパスタはかなりしっかりした重たい味つけなのだけれども子供達は大好きみたい。

僕の料理はいつも即興で作るから、出たとこ勝負。
味もその日の気分でもの凄く変わる。
建築でいえば現場主義そのもの。
建築であれ料理であれモノ作りは楽しい。
そんな楽しさがあふれるキッチンでありたい。

やっと子供達は寝てこれから仕事だ。
その前にエスプレッソで一服。

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Linn Radio

20101126.jpg昨日LINNのMajik 140で聞かせていただいたLinn Radioを早速iTunesに取り込み、仕事場で聞いた。
インターネットラジオとしては抜群の音質に拘って配信している上にその選曲のセンスも素晴らしい。
Linn Radio  Linn Jazz  Linn Classicalの3番組が用意されている。
これはおすすめ。

来週水曜日の甲陽園の住宅プレゼンの用意も終了。
この日は12月1日だ。
もう師走かと思うと少し駆け足の気分になる。

IN WALL SPEAKER by LINN

現在進行中の住宅プロジェクトのAV環境について悩んでいた。
実はどのプロジェクトでもリビングにAV環境を作ろうと思うと眺望との関係でそのレイアウトが矛盾対立してしまう。
リビングには大きな全面開口を設けるのが常なのでソファーは当然大きな開口に向かってレイアウトすることになる。
だからテレビやスクリーンをレイアウトする壁面が存在しないのだ。
しかし、埋込みスピーカーの音質にはそれほど期待出来ないだろうという思い込みがあって、これまでは眺望を背に露出しても美しい機器をセレクトして来た。
だから、Bang&Olufsenを提案することが多かったのも事実。

ところがLINNは単体でも美しくデザインされていながら主張は抑えられ、むしろ天井裏に置いて消去してしまうことを良しとするマルチレイアウトぶりにそのシステムの特徴が表されている。
またスピーカーには防滴処理が施されており、置く場所を選ばないという徹底ぶりだ。

今日は銀座のショールームへ出向き、そんなLINNワールドを覗かせて頂いた。

ここでひとつだけ告白しておこう。
テレビやスクリーンをレイアウトする壁面が存在しないリビングルーム、それは眺望のせいだけではありません。
本当のところリビングルームではテレビ無しで美しい音色とともに過ごして頂きたい。
それが私の願いなのです、、、

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iPhoneドッキングステーション

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デンマークのオーディオメーカーであるTangentのPEARLBOX
先週紹介して頂いてお会いしたオーディオ専門の方が取り扱いを始める新しいドッキングステーション。
デザイナーはパリのJean-Yves Le Porcherという方。
日本のお重のような箱の中からiPhoneやiPodが出てくる仕掛け。

一方、同じデンマークのBang&OlufsenからもBeoSound 8がでている。
こっちはなんとiPadまで対応しているではないか。
う〜ん、これもいいなあ!

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Sverre Fehnのこと

20101122.jpg軽井沢の別荘計画の提案書と西宮の住宅の提案書を同時作業していたら、急にノルウェーの国民的建築家スヴェレ・フェーンのことが気になり出した。
スヴェレ・フェーンの建築敷地が備えるランドスケープの雄大さとそうした強い環境に間違いなくどっかり腰を下ろしたかのような佇まいと存在感が現在進めているプロジェクトにとって示唆に富んでいるように思えたからだ。
スヴェレ・フェーンの素材の使い方はルイス・カーンのようだ。
鉄は好まず石とコンクリートそして木で構成する。
全てがざらついており、塊感のある素材だ。
私はこうした材料に出会うと昔から心が震える。
だから卒業制作では建築ではなく「廃墟」を作った。

ツルピカはどうも苦手だ。と藤森照信さんも何かに書いておられた。
そういえば藤森照信さん、先日読んだ白井晟一の著作集、なかでも「縄文的なるもの」これしかない!と閃いたであろうことがよくわかる。

今日は忙しかったけれども大変楽しみな依頼のお電話もいただいた。
ある別荘の計画で基本設計は出来上がっているという。
その実施設計をお願いできないだろうかというものだ。
通常我々は、基本計画〜基本設計〜実施設計〜工事監理と仕事が進むものだが、あえて私に実施設計のみ依頼するということはきっとコラボレーションとして違和感なく仕事が完成する確信とひらめきが依頼者である施主にあったからだろう。
そんな依頼者の直感に精一杯お応えしたいと思え、そんなことがとても嬉しいと感じたのだ。

久しぶりの映画

劇場で最後に映画を見たのが9月1日だ。
それから2ヶ月半ドタバタしていて映画どころではなかった。
9月、10月とスタッフの退社が続き、竣工、納品も経て、新しいスタッフも軌道に乗り、何とか一息ついた。
すると無性に映画を見たくなってきた。
人に会いたいとか、美味しいものを食べたいとかではなく、映画だ。
人に会うとか美味しいものを食べるとかは忙しくても犠牲にはしないが映画は犠牲になるからだ。
今週のプログラムをチェック。
この2ヶ月半に見逃した映画、もうすぐ終わってしまう映画、新しく興味深い映画、に分類して優先順位を付ける。
今日は家族で見ても楽しめるジャン=ピエール・ジュネ監督「ミックマック」にした。
映画に行く前に娘が作ってくれたチョコレートムースも食後の楽しみだ。

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