桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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2010年12月のアーカイブ

Column

2010年12月 [ 27 entry ]

山の大晦日

早朝の新幹線で毎年お世話になっている志賀高原の宿に向かう。
ここで過ごす人々は毎年ほとんど変わらない顔ぶれで私たちファミリーもその中の一人。
大晦日といっても特に普段と変わったことはなく、少し足慣らしにスキーをしたり、宿の前の斜面でソリ遊びをしたりして過ごした。
夜になると日頃の疲れがどっとでてカウントダウンのシャンパンパーティーには参加せず、ぐうぐう寝てしまった。

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年賀状

今年は珍しく年内に年賀状300枚全てを書き終えた。
娘に手伝ってもらい、切手を貼り、隣の郵便局で投函。
そして今日は妻が忘年会に行くと言うので僕が娘二人とともにご飯を作って食べ、添い寝する。
無事、主夫業をこなして明日の朝一番の新幹線に乗るため、僕も早めに寝た。

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仕事納め

今日が仕事納め。
明日引っ越しの光が丘のリノベーションの現場の最終チェックに向かう。

夜、事務所の打ち上げ。
渋谷の居酒屋で。
スタッフ、アルバイト計6名でお疲れさま会。
私はその後、別の忘年会に顔を出したが、1時に近づいても全く終わる気配がないので先に帰ってきた。

恵比寿ガーデンシネマ

20101227.jpg来年1月で休館する恵比寿ガーデンシネマ。
僕が大変お世話になった映画館の一つだ。
ガーデンプレイスが出来てから16年だという。
今日はここでウディ・アレンの「人生万歳!」を観た。

地方出身者の集まるニューヨーク。
この大都会に吸い寄せられて来た老若男女が、次々とカミングアウトして「ニューヨーカー」になってゆく。
東京もそんな風に全国各地から人が集まる都市である。
おそらく京都や神戸あるいは横浜ではそこまでの都市力を期待するのは難しいのではないか。
むしろ独自の文化の方が根強いと言えるだろう。
逆に言うと人々をカミングアウトさせる力が備わっている街の構造が「都市力」の定義かもしれない。
つまり都市は人々を次々にカミングアウトさせることによって「カルチャー」が育つ環境を備えているといえるではないか。
なんてコトを思いながら楽しく映画を観た。

さすがウディ・アレン、切れ味が良い。

図書館

昨日一歩も外に出なかったので下の娘がフラストレーション。
そこで、午後3時の施主打合せまでの間、近所を娘と二人でお散歩。
三田図書館まで歩いて行ってCDを借りたり、本をチェックしたり。

港区には図書館が5館ある。
便利なのは欲しい本やCD、DVDなどを検索して予約しておくと在庫を持っている図書館から近所の図書館に集めておいてくれること。
揃うと連絡が来てまとめて借りることができる。
これはインターネットでも予約出来る。
だから探しているものがあったらまずは図書館で、というのが正解。
意外と専門書も多く揃っているのだ。

Amazon.co.jpでついつい気軽に購入してしまうのをちょっと待ってリクエストを出す。
そうすれば妻に内緒で後ろめたい買い物をしないですむ。
究極的には図書館の隣に住む。という選択肢もある。
図書館の上空の有効活用。付加価値ありまくりだ。
ところで、三田図書館の隣には建築会館があって、ここには建築学会の図書館が入っている。このアーカイブは素晴らしい。
建築関係の雑誌のバックナンバーは全て揃っているのだ。
ここを利用出来るだけでも建築学会の会員になる価値がある。
ただし、5時までという絶望的な閉館時間がネックだ。
以前、この図書館の近所にアトリエを構えて雑誌を全て処分したことがある。
いまでも利用する場合はあまり大きな声では云えないがパソコン持ち込みでばっちり仕事場として活用しているのだ。

実はこの図書館、もう一つ問題がある。
地下にあるので携帯が使えない。
だからここにいるとき、僕は行方不明となるのだ。

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パソコンの前でクリスマス

20101225.jpg見事に一歩も外へ出ず、ほとんど一日中パソコンの前で仕事をしていた。
昨日食べた食事や今日の食事がたんまりお腹の中に滞留している。
おまけに運動不足だ。

昨日かなり濃度の濃い打合わせをした甲陽園の住宅と、行く手を阻む壁が高い箱根の住宅を練りに練った。
この2つは環境が素晴らしいだけに自然保護の観点から開発にはネガティブな地域での計画なのだ。
ともに僕よりひとまわり年齢が上のクライアントが終の住処として建てるものなので、プログラムも似通っている。

難しい条件も紙に書き出しながら整理して行けば必ずフォーカスポイントがたち現れてくる。
そうしたポイントを見逃すこと無くクロージングに向かうのだ。
こういう時は弁護士の仕事に似ているなあと思う。

クリスマスイブ

今日はクリスマスイブなのだけれど事務所のスタッフは皆、普段着だ。
僕が社会人になり立ての頃はバブルのまっただ中で、クリスマスイブの前にはレストランを予約したり、ホテルを予約したり、と、世の中全体が浮き足立っていたような気がする。
会社を見渡すと女の子はほとんど勝負服で着飾っていた。
周りが皆そうだったから自分も踊らされていた気がする。

もともと学生時代、そうした浮かれたこととは全く縁のない生活をしていたから、いつしかクリスマスだからこそお店がすいている和食を食べよう、とか、静かに家で過ごそうとか、そんな生活に戻っていった。
最近は家で食事をしてから教会のイブ礼拝に行くようになった。
今年はサントリーホールでのヘンデルのオラトリオ「メサイア」がイブの日と重なったので教会のイブ礼拝には参加できなかった。
そのかわり、終演後、カラヤン広場に面したオーバカナルで食事をした。
先ほどまでステージで演奏をしていた歌い手たちも食卓を囲み楽しそうにしている。

さて、家のアドヴェントカレンダーも最後の24の窓が開いた。
子供達の靴下が2本用意されている。
今年もサンタさんが無事やってきてくれるのかな?

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光が丘引渡し

昨日撮影を済ませた光が丘のリノベーションの現場が今日引き渡しの日を迎えた。
しかし、本来ならすべて完了していなければならない是正工事が明らかに若い担当者の手に負えなくなっているようだった。
これはこういうものだから「直りません」とか、時間がかかりすぎて「直せません」とか云われてしまうと、自分よりも経験者が言うのだから仕方がないか、、、と、つい納得したような気になってしまうことがかつての僕にもあった。
でも、僕はケチケチな性分で自分がモノを買う時には絶対そんなことは許せないから、ここは同じ気持ちで何としてでも粘り強く改善の方法を考える。
スタッフにも同じ気持ちで考えて欲しいと常々言っているのだがやはり僕とスタッフの年齢差だと、育った環境、時代背景、モノの豊かさが違うから、厳しさが違うようだ。
家でも同じような議論が起きることがしばしばある。
だから、なかなか施主の目線に成り代わってそれ以上に厳しい目で現場を監理する心構えが必要になる。

逆にそうした心意気を示していると現場から助けられることもある。
「桑原さんだったらこうするんじゃないですか?」とか、「これは許してもらえませんよねえ、、、」などと、こちらが諦めかけていたことを先に逆提案してくれることだってある。

20101223.jpg渋谷に今日オープンしたFOREVER 21。
ガンガン人が吸込まれて行くので僕も中をのぞいてみた。
大音響で音楽が流れる中、消費しない若年層が楽しそうに買い物をしている。
僕には決して居心地の良い空間ではないが、娘は楽しそうだった。
モノが少ない時代の消費とモノがあふれる時代の消費、消費行動は明らかに違う気がした。

そんなことを考えていたら、夜のニュース番組で77才の誕生日を迎えた天皇陛下が語っていた加齢についてのことばが妙に響いた。

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