桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

  • 文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

home

Column

2011年10月のアーカイブ

Column

2011年10月 [ 22 entry ]

相手のペース、自分のペース

昨日から妻が高熱を出して調子が悪い。
午前中のミーティングをキャンセルして朝一番で病院に連れて行き、家に送り届けた後、下の娘を連れて午後1時からの打合せのために出勤。
今日は保育室の予約のない日だからだ。
おなかが減るととたんにぐずり出す娘のために「東急のれん街」で調達したお弁当。
打ち合わせをしながら彼女に与える。
20111031.jpg事務所には彼女専用のデスクがあり、色紙、色鉛筆、クレヨン、、、と遊びの材料はいくらでもあるから、放っておいても調子良ければ一人で楽しそうに遊んでいる。
途中「下」のお世話で中座したけれども3時間半の打合せを何とか乗り切った。
その後今度は不動産関連の契約だ。
今度は疲れ果てて眠っている間に終了。
再び事務所に戻って朝一でキャンセルした所内ミーティング。
スタッフの間を歩き回ってはしゃいでいるけれどもこれは許そう。

自分のペースだけ考えていたら何もできない。
だけど、相手のペースと自分のペースを上手いことあわせながら進めればそれほど難しいことはない。
子育ても人生も組織もみな同じだな、、、と思う。

東武東上線ときわ台

基本、土日は育メンになる僕だけれども、今日は朝からクライアントをショールームに案内して回るので、娘は近所の託児所へ。
しかし、よその子供達と遊べる娘にとっては実はこれが最高、僕が二番、という悲しい現実でもある。

4軒のショールームを回りホテルのラウンジで遅めのランチをとりながらミーティング。
予定通り3時半に終了。
そこから藝大の後輩である北村淳君の住宅の内覧会へ向かった。

彼は安藤忠雄さんの事務所から独立した人。
場所は東武東上線ときわ台。
うらやましい位広々とした彫刻家のアトリエを見せていただいた。
ここに向かった理由はもう一つある。
僕は少年時代、東武東上線沿線に住んでいたので、この辺りは何となく懐かしい場所なのだ。

東武東上線は同じ池袋を起点とする西武池袋線と比べてローカル度が高い。
逆に西武新宿線、京王線、小田急線、そして田園都市線、東急東横線と山手線を中心に反時計回りに行くに従い、東京の私鉄の洗練度は高くなる。
このヒエラルキーは僕がここに暮らした半世紀前から少しも変わっていないのだ。

それでもときわ台は、沿線随一の高級住宅街として知られている。
ここには昭和10年に東武鉄道が沿線開発事業の一環として宅地分譲開発を行った「常盤台住宅地」が広がっている。
田園調布を模して設計されているのは明らかなのだが、田園調布とは異なる独特の街並も併せ持っている。
ここで見られるクルドサック(cul-de-sac 仏語)と呼ばれる袋小路状の道路は特に珍しいのだ。
また、駅舎も原宿駅や田園調布駅と並んで素晴らしい。

建築家の友人たちの内覧会に招待される時にはそんな楽しみもあるのだ。

20111030-1.jpg20111030-2.jpg

「住宅課題賞」公開審査

東京建築士会が開催している建築系大学住宅課題優秀作品展と住宅課題賞。
これは、東京圏の建築系大学の設計製図授業で出した住宅課題での最優秀作品を各校1作品ずつ推薦し、それらを一同に集めた展示会。
さらに公開審査によりその中から優秀な作品に賞を与える。
私の教えている東京理科大学理工学部でも前期の第二課題で最優秀作品を一つ選定した。
そのときも最後まで接戦が続き、最後はじゃんけんぽん!なんて声も聞かれる中で決戦投票を行い、さらに学生の拍手の大きさで競い、私のチームの学生が出場権利を獲得した。
そんな訳で出るからには賞をとらねばならない。
公開審査へ向けての特別エスキスも度々行い、今日を迎えた。

私は下の娘を連れて応援に向かったが、公開審査には間に合わず、しかし、ひととおり作品を見終わったところで教え子と合流。
審査員賞を頂いたという結果報告に一安心。

我が娘は気合いの入った模型に興味津々。
人が食卓を囲む模型あり、楽しそうに階段を人が上り下りする模型あり、中には象や熊が敷地を歩き回る(動物園のなかの住宅)模型あり、、、そんな模型にときめきの歓声を上げながら見て回っていた。

20111129.jpeg

カッシーナ新作展

20111027.jpg春のミラノサローネから半年後の秋は各家具会社が揃って春にミラノで発表した商品を展示発表する。
今日はカッシーナの展示オープニングレセプションに行って来た。

カッシーナのパーティーといえばいつもは人を掻き分けるのにひと苦労するので有名なのだが、今日は招待客だけの入場制限がかかっていたことと、理科大のエスキースが終わってから向かった閉店ギリギリの時間だったこともあってかなりゆったり見ることが出来た。

新作は日本通で知られたシャルロット・ペリアンの復刻作品。
会場のエントランスは竹と苔で埋め尽くされ、そこに置かれたバンブー製のトウキョウ シェーズロングがひときわ目立っていた。

同時に始まった、鎌倉の神奈川県立美術館で既に始まった「シャルロット・ペリアンと日本」展。
これも見逃せない。

帰り道、近くのルミナベッラショールームで行なわれていたFOSCARINI新作展示にも顔を出した。

エルメスの家

20111026-1.jpg現在、六本木ミッドタウンで開催されている「Hermès, la Maison エルメスの家」展に行って来た。
今年4月にミラノ・サローネで発表されたエルメスのメゾン(家)。
建築家、坂茂さんによる紙管を用いてデザインされたパビリオンごとミッドタウンのガレリアに展示されている。
展示内容はエンツォ・マーリ、アントニオ・チッテリオらによる新作家具と20世紀初頭のパリでハイソサエティーを顧客に活躍したインテリアデザイナー、ジャン=ミッシェル・フランク(Jean-Michel Frank)1895-1941 の復刻コレクション。
凝ったディテールと贅沢な素材がふんだんに使われ、エルメスの洗練されたこだわりの世界を体で味わうことが出来た。
いつもそうするように、ここでも全てのソファ、チェアに腰掛け、素材を手で確かめさせて頂く。
おかげさまでクラクラするくらいお腹一杯になって会場を後にした。

紅葉「前」の軽井沢

紅葉の時期に狙いをつけて7月に竣工した軽井沢T邸の撮影をすることにした。
山の紅葉情報をにらみ、カメラマンの都合も調整し、今日をその日とした。

週間天気では「晴れ」予報だった筈。
ところが、今朝確認した天気予報によると一日中「雨」。
それでも何とかなるさ!と、現地へと車を走らせながらもなお晴れを期待する僕。
後部座席のカメラマンの仲佐さんからも「桑原さんって本当に楽天家だよねえ」と呆れられながらも「そのうち霧も晴れますから、、、」と。
ところが一向に陽が射す見込みはなし。
それどころか徐々に小雨模様に。

20111024-1.jpeg

ただ、計算を誤った事にも気付いた。
紅葉が全く、、、なのだ。
やむなく再撮影を決め、早々に撤収。
ランチで訪れたピッツェリアで聞き込みすると、今週後半から気温が下がりおそらく来週には本格的な紅葉になるだろう、、、と。
ただ、異様に落ち葉が多いのと、黒ずんだ褐色の枯れ葉が多いのも気になる。

それでもなお、きっと神様が本格的な紅葉の中での再撮影の機会を与えてくれたのだ、、、と楽天家の僕は思う。

夕方からは前回中途半端で終わってしまっていた照明の調整を行った。

20111024-2.jpeg

江東区のマンション家具、照明納品

20111022-1.jpeg20111022-2.jpeg来月引渡となるマンションの共用部。
共用部の内装デザインは私が行ったのだが、そこに置かれる家具のデザイン、その他、調度品のセレクトも行っている。
明日から始まる内覧会のために、今日、家具やアート、そして照明器具を私のもう一つの会社、唯アソシエイツで納品した。

午前中に家具の納品、午後に照明の取付け。
最後に通電させてチェックする。
昼間見るとファミリー向けのマンション、夜になると次第に大人の空間に変化する。
家具も照明も贅沢に使ったからマンションのグレード以上に上質な空間が完成したようだ。

20111022-3.jpeg

東中野の住宅引渡し

20111021.jpeg慌ただしく完成した東中野の住宅だが、今日、無事施主に引き渡した。
まだ手直しはあるが、一旦ここで区切りを付けるのだ。

僕は来週プレゼンテーションを予定している案件の事が気になって現場と事務所の間を行ったり来たり。
出来立てホヤホヤの2000坪の敷地模型を見ながらまずは配置を決めることにした。
さあ、今夜、計画を練ろう。
月曜からスタッフが作業に取りかかれるように、この週末が勝負なのだ。

1 2 3 Next

Page Top