桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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2011年11月のアーカイブ

Column

2011年11月 [ 22 entry ]

メタボリズムの未来都市展

森美術館で現在開催中の「メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」へいって来た。
先週土曜日に行った時は同時開催中のドラクエ展目当ての長蛇の列で並ぶのを諦めた展覧会だ。
この美術館は夜22時まで開館しているので、今日、仕事帰りに再び立ち寄った。
戦後の復興を契機として1960年から始まったメタボリズム運動。
僕の生まれ年とかさなる。
僕らの学生時代のスター建築家はやはりみなメタボリストだった。
中でも磯崎新がひときわ光っていた。
今日の展示でも渋谷計画や新宿計画の模型が壮大だけれどもどこか洗練されたビジョンを放っている。

帰り道、娘たちのために伊東屋で買ったアドベントカレンダーを手に提げて、けやき坂のイルミネーションを抜けて歩いた。
街はすっかりクリスマス。

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江東区のマンション完成

20111126-1.jpg20111126-2.jpg江東区の辰巳駅から歩いて10分少々、運河に面した敷地。
人が住む場所としては利便性が良いとは決して云えない立地でのマンション計画だ。
ただし、都心からの直線距離はきわめて近い。
さらに運河が担保となって眺望は保証されている。
価格も安め。
そう考えると条件はなかなか良い。

共用部計画のデザイン監修を依頼されたときには既に実施設計段階。
コストを抑えるために羊羹を切るように戸割りされた板状の高層マンションだ。
この建物のどこにいても水辺の街にいるような気分になれる共用部計画を目指してデザインはスタートした。
窓辺でゆるりと出来るスペースをいくつも作った。
そしてそれらのスペースは求心的にせずむしろ離散的にいくつにも分節して繋げていった。
水辺の街を楽しむためのスペースを今日の気分に合わせて選べる。
そんな計画だ。
このマンション、12月から入居が始まる。

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集合住宅巡り

20111125-7.jpg20111125-8.jpg20111125-9.jpg今日は快晴。久しぶりに自転車通勤だ。
ジムで一汗流したあと神宮前へ。
今回の理科大の課題が集合住宅で、規模的にちょうど良い建物でおすすめは?と問われて思い描いたのが、神宮前周辺に点在するヴィラシリーズのマンションだったのだ。
云った手前「今」の姿を見ておかなければいけない。
よくあることで。自分の記憶は下手をすると30年前のままだったりする。

ヴィラ・ビアンカ(1964)~ヴィラ・セレーナ(1971)~ヴィラ・フレスカ(1972)すべて至近距離に固まっている。
事務所からも近い。
ひととおりまわり、一旦表参道ヒルズに自転車を預けて江東区のマンション現場へ。
今日は最後の家具納品なのだ。
完成した現場をチェックし再び表参道へと戻った。
Nicolai Bergmannでランチしたあと最後にヴィラ・モデルナ(1974)を見学。

今でも全く古さを感じさせないこれらの集合住宅クラシック。
南面嗜好をあっさり切り捨てた形態がクラシックのなかにあって光る。
都心立地だけあって純粋な住居利用は少ない。
建築デザインが「似た者」同士を自然発生的に集める好例だ。
建物も素晴らしいが、住人たちのくらしぶりと、それらを見え隠れさせる仕掛けが素晴らしい。
大げさな共用部分で購入者の気を惹こうとする近年の「マンション」とは異なった正しい姿がそこにある。

クリスマスツリー

20111123.jpg祝日の今日、風邪をひいた娘は外出できずにフラストレーションたまり気味。
夕方、夕食のパスタに使うパルミジャーノ・レッジャーノのブロックを買いに近所にある外国人向けのスーパーまで出かけた。
ガレージで大量の樅の木が販売されているのを見かけ、さっそく我が家でもクリスマスツリーを組み立てることにした。
子供二人と僕の三人で高さ1.8メートルのツリーを地下室から運び出し、リビングルームに飾る。
イルミネーションを取付け、点灯式を済ませ、3人でクリスマスソングを歌い、完了。
ことしも楽しいクリスマスが迎えられますように。

ところで、夕食のカルボナーラを作ったシェフは僕です。
我が家では僕が作るパスタは大人気。
0.5kg茹でたディ・チェッコが怖いくらいあっという間に4人の胃袋に納まってしまいます。。。

西塘(シータン)

長江デルタによって形成された蘇州、上海、杭州周辺には水郷集落が数多くある。 
その中の一つ、西塘(シータン)を訪れた。
清代からの住居建築がベースとなって「弄堂(ロンタン)」と呼ばれる細い路地と水路に沿って美しい集落景観が展開する。
映画のロケにも使われるという、ベネツィアにも似たその街をくまなく彷徨い歩いた。

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1933オールド・ミルファン(老場坊)

古い建物をあっという間に取り壊してしまう中国でも、近年古い物の価値を見直す動きが出始めている。
おそらく古いといったところで僅か50年、100年のものにどれほどの価値があるのか、というのが本音だったのだろう。
それでも外国人たちがその商業的価値を見いだし活用し始めたのが受けたようだ。
なかでも牛の屠殺場を改修した複合ビルである、1933オールド・ミルファン(老場坊)は圧巻だった。

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里弄(リーロン)

上海の街は12年前に行った時とは比べものにならないくらいの変貌ぶり。
それでもまだ残っている上海特有の里弄(リーロン)住宅の佇まいに安心したりもした。
しかし、いまだあちこちで見かける解体現場の数からするとあと数年で実需の里弄住宅は殆どなくなってしまうのではないか?
だから、今回、新しい建物には目もくれず、古い街並を中心に見て回ることにした。

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上海

理科大初見研究室ゼミ旅行に同行して上海にいってきた。
上海で活躍している、日本人建築家で、研究室OB「studio@」の五十嵐雄介さんのアテンドで美味しい料理をいただけるのは本当にありがたい。
3日間おおいに食べ、酒の飲めない私以外はおおいに飲み、上海を満喫した。

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