桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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2012年6月のアーカイブ

Column

2012年6月 [ 14 entry ]

「こどもの国」

長津田の現場に通う時に駅で目にする度に気になっていたのが「こどもの国」の案内板。
確か一度小さい頃に行ったことがあったような、、、
僕の記憶はあいまいだ。

長津田駅から出ている「こどもの国」行きの電車に乗って終点で降りる訳だけれども、おりても「こどもの国」へやって来たおとぎの国の主人公になれる訳ではなく、そんなところがディズニーランドやキッザニアの年間パスポートを持つ今どきの子供達からすると「ヘッ」って感じの昭和の香り満点の施設なのだ。

1959年(昭和34年)4月の皇太子殿下(現天皇陛下)のご結婚を記念して、全国から寄せられたお祝い金を基金に、1965年(昭和40年)5月5日のこどもの日に開園したそうだ。

20120630.jpgただ、ここはイサム・ノグチが計画に関わったことで知られる。
こどもの国が開園した3ヵ月後の1965年8月、イサム・ノグチは米国から招かれ、こどもの国設計集団に参加したそうだ。
建築家、大谷幸夫氏とともに児童館エリア施設の設計を担い、4ヵ月間、連日こどもの国を訪れ、精力的に構想を実現したという。
現在は当時の建物はほとんど残っておらず、いくつかの遊具が残されているにすぎない。

ただ、ここは、もともと陸軍の弾薬庫だったそうで、無数にあるトンネルの出入口や山中の換気塔が地中に封印された遺構を想像させ、児童福祉施設と爆薬庫のギャップがあまりにも現実離れしていて不思議な気分にさせられた。

CERA Trend Seminar & Special Party

20120629.jpgセラトレーディング主宰の、CERA Trend Seminar & Special Partyに事務所スタッフを連れて行って来た。
Seminarは、ミラノサローネのレポート。
その後ショールームでのパーティー。
雑誌「LEON」編集長によるトークショー、「Baccarat」の新作"シャトーバカラ"をグラスに使うワインバー、「FLOS」の新製品展示など、今回はSpecial Partyとうたうくらいいつもより盛りだくさんな企画。
最近やや上向き加減の経済状況を楽観視する意見が多く聞かれるようになってきた。
企業もそうしたトレンドに乗るために積極的な動きをしているように思える。
相変わらず政治は混沌としているけれど、希望の持てる状況はウェルカムだ。

「20年後の私の家」

「20年後の私の家」を課題のテーマに理科大2年生の住宅設計課題のエスキースを行なっている。
まずは自分の20年後のライフスタイルをテキストとしてまとめさせた。
ところがほとんどの学生が子供二人に夫婦を加えた4人家族でサラリーマン家庭。
平日は忙しくて休日は家でのんびりしたいという。
教師一同「夢がないなあ~」。。。
夢を与えられない僕ら世代にも問題アリなのか?
じゃあ、フィクションで良いのだから脚色演出しようではないか。
映画や小説を作るつもりでもう一度考え直して!と僕。。。

はたして僕たちの期待を越える作品が現れてくれるのか?
一方で「夢を見る」なんて昭和の人の台詞みたい!と云われているような気もしてきた。

20120628.jpg

Works更新のお知らせ(サンクタスシティ長津田みなみ台レジデンス モデルルーム)

今年2月に竣工したサンクタスシティ長津田みなみ台レジデンス モデルルームのWorksをアップいたしました。
ぜひご覧ください。

ルイスポールセン セミナー

20120627.jpg先週に引き続きルイスポールセンショールームでのセミナーに参加した。
ルイスポールセンはデンマークの照明器具メーカーで、特にポールヘニングセンデザインによる対数曲線を断面構造に持つシェードのランプシリーズが有名だ。
シェードへの間接光を自在にコントロールすることによりグレア(眩しさ)の無い柔らかな明かりを目指している。

セミナーからの帰り道、渋谷駅前に新しく完成したビルを見上げると、窓際の天井を埋め尽くすダウンライトが夜空をバックにギラギラと目に突き刺さった。これはちょっとした光害だな、と改めて思った。

箱根へ バス通い

この春着工した箱根の現場まで毎週、車で通っている。
そうでもしないと僕の車は駐車場のなかでバッテリーが上がってうんともすんとも言わなくなってしまう。
そのくらい、近頃、車に乗ることが少ない。
以前は何処に行くにも車が手放せなかったのに人間変われば変われるものだ。
それでも屋根を開けて箱根の山を走るのは爽快だからしばらくの間満喫した。

20120626.jpgところが。。。
なんと、事務所から歩いて十分の池尻大橋から現場の近くまで30分に一本、高速バスが出ていることが判明。
だから先週、荒れ狂う台風の中、恐怖の東名高速ドライブを味わって以来、バスに切り替えようと本気で思いはじめた。

そこで今日、はじめてのバス通い。
結論。。。快適!
世の中的には今、高速バスは分が悪い。
だからものすごく運転が丁寧で応対もジェントル。
というわけで、車に乗る唯一の機会もこれで危うくなった。。。かも。

「未来の食卓を変える7人」

20120625.jpgいつもランチでお世話になっている近所の食堂で借りた「未来の食卓を変える7人」という本を読んだ。
この本に登場する農家さんから野菜を仕入れているこの食堂では、僕は常連さんの一人としてこのお店の環境啓蒙活動のサポートメンバーになっている。
いつも一人で食べに行くから、僕の娘と同じ歳の娘を持つこの食堂のオーナーを話し相手に食のこと、住まいのこと、教育のことなどいつも話題は尽きない。

さて、本のはなしに戻る。
最先端の農家さんの取り組みとして、慣行農業からの離脱、無農薬栽培、有機農業、自然農法、自然栽培。また、酪農の世界では山地酪農など、様々な取り組みが紹介されている。
ここで紹介されているのはまだまだほんの一例にすぎないだろうけど、共通するのは植物であれ動物であれ「ストレス」を極力排除して個体の気持ちにたって育てて行こう、その結果として「恵みを頂く」との思いだ。
一例を紹介すると、瓶詰め加工場のすぐ隣に床下に炭を充填した清潔で匂いのない牛舎をつくったある酪農家のはなし。
乳の張った牛たちは牛舎へ向かって自らの意思でゆったりゆったり戻ってくるという。
この牧場では決して牛追いはしないのだそうだ。その結果、搾乳と同時に瓶詰めされる「生乳」を商品として出荷することができるのだという。(日々の糧としてはあまりにも高価なので僕の食卓に上るにはまだまだ現実的ではないかもしれないけど。。。)
また、肥料浸けの野菜が栄養過多のメタボリックでストレスフルな野菜だとすればここに登場する農家さんたちは自然農法でぎりぎりの栄養で強く逞しい体の野菜を作ろうとする。
結果、必要以上の害虫が発生することもなくなり、自然の力で元気な野菜が出来上がるのだそうだ。

人間界と同じように動植物の世界でも「ストレスからの解放」がテーマというところで納得。
ここのところ僕の仕事においても、如何に家族同士のストレスを減らして良い関係と距離を保てるかをカウンセラー並みに考える機会が多くなっているのだ。

久しぶりの軽井沢

久しぶりの軽井沢は快晴!
クライアントさんを完成済の別荘3現場に順次案内して回った。
そして最後に土地もたっぷり時間を掛けて見る。
いつもの様に上に下に敷地をくまなく歩いてスキャンして回り、眺望、頼りになる軸線、植生の状況などチェック項目を全てつぶす。
帰りの新幹線の車中では記憶が暖かいうちに数案スケッチにまとめ上げた。
週があけたら直ちにスタッフがスタディ模型を仕上げてくれる予定。

ところで、軽井沢には猿が多い。
今回も敷地内を歩き回る僕の近くをお猿の群れが悠々と歩き回っていました。。。

20120623.jpg

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