桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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「セビリアの理髪師」

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「セビリアの理髪師」

昨日の父の日、家族でオペラを楽しみました。
オペラはだいたい年に4回くらい家族で観に行きます。
といっても、何万円もするような有名歌劇場の来日公演にではなく、お財布に優しいものに限り、です。

20160620.jpg昨日の演目は、ロッシーニのオペラ・ブッファ「セビリアの理髪師」
オペラ・ブッファは子供たちと一緒に見てもシリアスな場面がないので、とても楽しく、ペルゴレージ、チマローザ、ドニゼッティ、モーツァルトなどと並んで、これまでも何度か観てきたので、子供たちにとってもお馴染みの演目です。
音楽付喜劇ともいえる舞台は、悪を笑いにかえ、滑稽さを強調する大げさな振り付けに、客席からは思わず笑い声が加わります。
また、オペラでは裏方とも言えなくもない楽団も、ここではとても楽しいのです。
指揮者がタクトを置いてチェンバロを弾き、ギター弾きがオケピから舞台に上がり、愛のカンツォーネを伴奏します。
そして、素っ頓狂な甲高い音を奏でるピッコロ(フルート)が、楽団でも道化を予感させています。

さて、物語の主人公、アルマヴィーヴァ伯爵は、フィガロのとりなしにより、医者バルトロから資産目当ての結婚を迫られていたロジーナ嬢に猛アタック。なんと、このバルトロは、ロジーナ嬢の叔父であり、後見人なのです。しかし、エンディングではめでたくアルマヴィーヴァ伯爵はロジーナ嬢を妻に迎えます。ところが、続編となる、モーツァルトの「フィガロの結婚」では、アルマヴィーヴァ伯爵は一転、超浮気者として描かれ、当時貴族の間に横行していた「初夜権」を復活させて、フィガロの結婚相手であるスザンナ嬢をなんとかモノにしようと画策する悪者を演じます。
あのときの情熱は今何処に?今でもよくある話ですね。
そうしたことを知って観ていると、その歌、表情、振り付けの中にはそう一筋縄ではいかない、人々の心持ちや狡猾さも同時に表現しようとしているのがわかります。

笑い声の少し大きめな下の娘は、前の席のおじさんから時々睨まれていましたけどね。。。

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