桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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ルイスポールセン特別レクチャー

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ルイスポールセン特別レクチャー

ルイスポールセン特別レクチャー 「フィンランド建築の100年 − アールヌーボーからアアルト、現代まで」

建築家アルヴァ・アアルト(1898-1975)の国、フィンランドからいらしたアアルト建築の研究家でもある建築家、マリアンナ・ヘイキンヘイモ氏が、ヘルシンキの建築の魅力を伝える会ということで、昨晩は六本木のルイスポールセンに寄り道してきた。

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最近のヘルシンキは、西側に広がるヤトカサーリ地区を始めウォーターフロント地域の再開発ラッシュで、多くの人々が水辺に移り住めるように、もともと港湾地区だった場所を整備している。
さすがに森と湖の国フィンランドというくらい、水辺を巧みに活かしてきた人々だ。その水のあるくらしの楽しみ方を知っている。

また、暗い冬と白夜の夏の大きな対比のあるフィンランドでは、明と暗、それぞれのくらしの楽しみ方を身につけることが必須である。
しかし、それでも冬の暗さと孤独感から心を壊す人々も多い。
最近の建築事例として紹介されていた、カンピ静寂の礼拝堂(2012)
この礼拝堂は、ヘルシンキの中心街にあるショッピングセンター前の広場に、静寂との出会いの場として建てられた。
ここは、実は礼拝などの儀式を行う施設ではなく、人々が心を安らかにすることを手助けするような活動をしている場所なのだそうだ。訪れる人々の話し相手をするために、教会や市の福祉課のスタッフが常駐しているとのこと。

ほかにも、鉄道跡を利用した自転車、歩行者専用道路、バーナ(2012) というのもおもしろい。
もともとアクティブな国民性から移動交通の自転車への転換にはポジティブなのだ。現在、オフィスビルの駐車場は次々と自転車用の駐輪場に作り替えられているのだそうだ。駐輪場に生まれ変わった駐車場にはシャワー設備が設けられ、通勤で流した汗を洗い流すことができるのだ。
冬はどうするの?と思ったのだが、実はフィンランドでは自転車は夏だけの乗り物というわけではない。多くのヘルシンキ市民が、冬でもスパイクタイヤを取付けた自転車を乗り回している。

北欧と言えば社会福祉の国という印象もある。
僕が北欧を最後に巡ったのは十数年前だったかな?
福祉、医療に脚を突っ込み始めている今の僕としては、また行きたくなってきた。
今度は冬に自転車で巡ってみたいな。

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