桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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目黒東が丘の住宅K邸-3

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目黒東が丘の住宅K邸-3

この目黒東が丘の住宅K邸はクライアントの総合的な理解力と的確な状況判断に私は相当助けられています。
私は各性能をどのように考え取り入れていくかをクライアントと協議ました。そこで次のように整理しました。1は重要なテーマになるがその一方で、基準適用除外品を使用することで基準を満たせない部分が生じることから、性能証明の省エネ基準値を満たすことの必要性は求めないこと。その上で性能上機能上支障をきたさない計画を目標ににしたいということ。2は構造家と話し合いながら壁配置のバランスを見ることで実性能を担保し、空間性を重要視したいということ。
そして残る3について、そもそも私の設計は独立当初から高齢者同居住宅を設計し始めた時点から自然にバリアフリーを問い続けてきていたし、長く暮らす住まいなのだから当然であると考えてきたこと。
こうした理由から住宅性能証明書の取得については3の高齢者等配慮対策で確認機関と再協議し、まとめ上げる方向と決めました。
結局確認機関の担当者と一つづつ性能評価項目を潰していったところ今回のプランニングではどうやっても軽くクリアすることに疑いないとわかりました。どうやら一般的な戸建だと浴室の広さやトイレの広さ、廊下の内寸などがどうやっても満たせず、むしろそんなことでとるより単純に窓を小さくして壁を増やし、断熱等性能等級でとるか耐震等級でとるかの二択の方が簡易だということのようです。
一方、室内環境計画については断熱等性能等級4には適合しなくとも断熱上はZEHを目指し、5.6Kのエアコン一つで全館空調する計画を検討し始めました。二階にリビング空間を持ってきたいことは最初のスケッチの段階から決定していたので、問題は1階玄関ホールと2階リビングを空間的に一体化することで室内環境的には二階の空気がだだ漏れになること、二階と一階の親和性を担保するために、蹴上150踏面300になる私の標準階段で計画した時に天井懐寸法を450以内、階高を17段2550ミリ以内にしたいと考えたこと、二階の気積が通常の二倍程度あることなどでした。この形態で最適な室内気候を作り出すには全館空調しか方法はないと考えたのです。(続く)

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