桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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目黒東が丘の住宅K邸-8

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目黒東が丘の住宅K邸-8

この目黒東が丘の住宅K邸では外部に大物の工事が二つありました。それはリビング東西の大型開口を縁取るステンレス製の飾り枠とアプローチのステンレス製庇です。これらは実施設計段階で構想していたものの重量、撓み、取り付け詳細など充分な検討ができていない状態で現場が進行していたのを見落としていました。構造設計のG氏からは相当突っ込まれ担当のN君はしどろもどろになる事態です。
大型開口を防火戸にしなければいけないため、フィックスであるにもかかわらず外側に防火シャッターを取り付けています。玄関から見上げる位置にあるこの開口にただシャッターが付いていたのでは興ざめです。シャッターを目立たなくする目的で奥行き450のステンレス製の四方枠を東西二箇所に取り付けることを構想しました。これをステンレス6ミリの厚板で作ると二箇所合わせた重量は軽自動車1台分くらいの重さになります。ところが重量を軽くするために、材料を薄くすれば軽くなるけれど今度はたわみが出てしまいます。たわまないようにリブをつけて補強すれば分厚くなってイメージと違ってしまいます。また、予算取りに余裕があったわけではなかったため、コストダウンも同時におこなわなければなりません。様々に検討した結果、厚さ4ミリにサイズダウンしたステンレス2B材で制作することにしました。多少のたわみが出てしまいますが逆に排水の勾配がたわみにより自然にできるためこれを良しとしました。
次にゲートの庇です。私はもともと日本の住宅の茶室や数奇屋の門の軽やかで詫びた佇まいをイメージしていたので多少の揺れや撓みをを許容した上で水平調整の必要性やたわみの調整、現場での組み立ての手順などを構造設計のG氏及び現場と打ち合わせしていきました。(続く)

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