桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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プロジェクト [ 162 entry ]

Airbnb で「オークフィールド八幡平」に滞在する

この7月からサービス付き高齢者住宅、オークフィールド八幡平のうち私が管理するお部屋で「Airbnb」をはじめとする民泊運用を始めました。
この夏には10組21泊分のお客さんをお迎えしています。

先日は、airbnbで私の部屋に宿泊いただいた二組目のお客さんで笑顔の素敵なお二人がピアノとボーカルを入居者の皆さんの前で披露してくださり、実に素敵な交流の時間を過ごさせていただきました。
多世代交流の実践中です。

20170828.jpg

こうした交流の仕掛けに加えてもう一つ、わたしの娘がオークフィールドに暮らし始めたこともあって、近頃入居者の方々の表情が更に明るくなったとここで働く誰もが感じています。
入居者の中には要介護と診断されている方もいらっしゃいます。しかしながらここに入居して暮らし始めてからそうした介護度の進行が横ばいになったとの主治医からの報告もいただくようになりました。
子供達が訪ねてきてふれあえる仕掛けを取られているところは他にも多くあるように思いますが、子供や旅人が一緒に一つ屋根の下で共棲している事例は滅多にないのではないかと思います。
私は子供が傍にいるだけの慰安訪問ではなくって、常にそこに同居している子供に「何かをしてあげたい」、とか、「何かを教えてあげたい」、とかの欲求がそこにあるかないかはとても重要なのではないかと考えています。
他人同士であっても家族のように自然に共棲していることが最も効果的なのではないかと思うのです。
そのあたりもデータで取れると良いなあと期待しています。

また地域で育った子供たちができるだけ早く地域に戻れる仕組みを作らないと地域は消滅します。

子供が核となった地域移住というのがこれからのニーズとして大いにありそうな気がします。
そのためには子供の育成が重要でその結果として高齢者の生きがいが付いてくるようなデザインが重要だと感じています。
そうするとそこに雇用が生まれる仕組みです。
子供を産んでも地域が見守ってくれるのであれれば、すぐに共働きで仕事に復帰できるわけですから、バンバン産んで育ててもらう仕組みが作れるわけです。

そんな実験を楽しく実践しておりますので、ぜひ皆さんも遊びに来てください。「百聞は一見に如かず」ですよ。

オークフィールド八幡平Airbnb、予約はこちらから

また、大学関係者の方へ、こうした研究テーマを持たれている方々でご興味を持たれた方々もぜひ足をお運びください。お待ちしています。

「芝白金台ホームズ」竣工パーティー

港区白金台にこの夏に完成した集合住宅ではオーナー姉妹お二人が暮らし始めて二ヶ月たちました。
先々週の末に完成をお祝いする竣工パーティーがオーナー宅で催されました。
僕は娘を連れて訪ねて行きました。
当日は工事関係者、不動産関係者、友人、知人、近所の方々、など、たくさんの方々がお祝いに集まりました。
 
20161104-1.JPGこの集合住宅はオーナー2戸、賃貸7戸の集合住宅です。
シェアハウスではない通常の集合住宅ですが、個性的で素敵な入居者が徐々に集まり始めています。
僕は、僕の役割を「オーナーがこの先むかえる高齢期のコミュニティーを自ら創りだすためのお手伝いをすること」と考えています。
この日来ていただいた、地域再生を専門に手がけておられる方が「僕は地方のコミュニティーのことはたくさん研究してきたけれど、自分の住む東京のコミュニティーにはあまり縁がなかったよね~」と反省交じりに語っていたのがとても印象的でした。
 
これから賃貸の入居者の引っ越しが始まり、ますます面白くなりそうな様相です。
一緒に住んで暮らして欲しい入居者から「選ばれる」賃貸住宅というあり方はオーナー賃貸ならではの企画と言えます。
今後が楽しみです。
しばらくしたらまたご報告させていただきます。
 
現在残り3戸。「芝白金台ホームズ」という名前で賃貸募集中です。

恒例の岩手県八幡平出張

今日も恒例の岩手県八幡平への日帰り弾丸出張でした。
最近は月一回になったので以前のように慌ただしくはありません。
それでも時間が経つのはあっという間で、午前中のオークフィールドミーティング、オークテラスでのランチ、そして午後の東八幡平病院建設ミーティング、そして帰りの時刻までの残された時間を使ってお昼に食べ損ねたランチの続きを堪能して!帰ってきました。
朝からよく晴れていたので、隙間時間に夏の高原気分を味わいました。
写真を見ればその気分を共有できるかと思います。

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本当に心から安らげる風景と人々の営みがここにはあります。
首都圏の夏の暑さにうんざり、
山や自然が好き、
地産地消のおいしい食事を味わいたい、
そんな Over 50s の方々のために、お試し移住、大募集中です。
もちろん即入居したい!という方も大歓迎です。

オークフィールド八幡平
事業者のウェブサイト
スーモの紹介記事
紹介VIDEO

アウトドア家具納品

ドイツに注文していた、八王子の住宅改修の現場のテラスに設置するアウトドア家具がやっと届いたので、納品チェックに出向いた。
この家具、セブ島の藤編み職人の手により編まれてドイツにいったん戻り、その後検品を経て日本にやってくるのだそうだ。

20160623.jpg設置場所となる八王子の現場では3月に植えた植木も梅雨の雨を浴びて元気に育っている。
緑がいきいきするこの時期、周囲が緑に包まれてさえいれば、何もしなくても住宅の佇まいは美しい。
今は建築家にとってそんなふうにお得感がある季節なのだ。
そんな緑豊かな環境で作ったテラスなので、絵になるし、実際のところとても気持ち良い。
遊びにいらしたお客さんがなかなか帰りたがらなくてね、、、と嬉しそうに話すクライアントさんも心から喜んで下さっていて、そんな様子を見るのはこちらにとって、心から嬉しい。

さて、この次は緑が濃くなる頃を狙っての写真撮影、及び、テラスでのお茶を楽しみにすることにしよう。

白金台の集合住宅

20160622-1.jpgオーナー2戸、賃貸7戸の集合住宅が、港区白金台2丁目にもう少しで完成します。
2013年夏、土地建物の相続の相談からスタートして、建設資金の調達のために敷地の半分を売却することで実現したプロジェクトです。
当初は、土地がすんなり売却できるのか、建築費高騰の時期、いったいどのくらい分筆すれば建設資金が足りるのか、建築の設計以前の課題がたくさんありました。
幸い、かつて不動産会社に在籍していたことがある僕の周りには、超優秀な不動産企画マンがたくさんいます。
20年前、当時未だ「デザーナーズマンション」という不動産の商品カテゴリーが存在しなかったころ、しかも賃貸ではなく分譲で売ろう!と意気込んで企画したプロジェクトがありました。
そのとき、ともに苦労した(正しくは「僕のせいで苦労させられた」)T君に今回の不動産絡みの業務を全面的にお願いすることにしました。

今回のプラン、台形の土地の形状から導いた、扇型に開いたユニットを、回転させながら平行移動することで3スパンの雁行した平面形を生みだしています。
数学的に規則的な雁行と異なって、幾何学的なルールの中で操作しているのだけど結果的に自然発生的なずれ方をして行くところが作っていてとても面白かったです。(といっても、見ていない人には何のことやらわからないですよね?)
ともかく、現場監督はとても苦労させられていましたけれど。

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そんな現場ですが、来月27日の引渡に向けて工事は進んでいます。
引渡を前に、7月16日(土曜日)12時〜18時、7月23日(土曜日)12時〜18時に内覧会を予定しています。
(以前、フェースブックで7月9日、10日、16日、とお伝えしていた方、修正願います!)

○是非見てみたい!という方、
○桑原に久しぶりに会いたいな、という方、
○近くだから散歩がてらひやかしにいこうかな、という方、
○うちも作っているから参考にしちゃおうかな、という方、
○白金台周辺で家を探していたんだよね〜、という方、
○白金台周辺で事務所を探していたんだよね〜、という方、
○もちろんその両方でも良いですよ。
○同じようなもの(違ったって良いですけど)を作りたいから頼むよ、という方。

皆さん是非いらしてください。
スタッフ一同(といっても、3人ですが)お待ちしております。

Good Over50's「くらしのデザインサロン」

20160617.jpgそごう・西武が、一般社団法人ケアリングデザインと連携して、池袋西武7階インテリアフロアで運営を開始する、Good Over50's「くらしのデザインサロン」に建築家の一人として参加することになった。

この企画、Good Over50's とのネーミングの通り、50代以上の大人の暮らしと住まいづくりを、プロがサポートする。
建築家、インテリアデザイナーも、70代の建築家、阿部勤さんを筆頭に、やはり50オーバーのシニア層。56の僕も有資格者だ。一時期「若手建築家」とか、「30代」「40代」と括られ、排除されるたびに脱落感を募らせていたので、今回はなんだかちょっとよい気持ち。

かつて、バブル景気の頃、池袋西武には「STUDIO CASA」という、インテリアから始まるライフスタイルの提案を発信する売り場があった。しかし、バブル崩壊とともに残念ながらその姿を消した。その後、1999年に開店した「イルムス」もリーマンショック後の2010年に閉店してしまう。
アパレルが好調な時期や、原点に立ち返って再生を図る時期には、どう見ても嵩張るし、面積あたりの単価が延びないインテリア商材は、邪魔で不遇な扱いを受けざるを得ない。
梱包体積あたりの売上単価で比較したら、衣料、宝飾品とは比較にならない程、効率が悪いのだ。
しかし、インテリアから始まるライフスタイルへの眼差しが、ファッションのトレンドもまた新しく生みだし、新しい消費を生み出す原動力になることは、誰もが理解している。
けれども、いざ売り場単位の競争となると、どうしてもインテリアビジネスは分が悪い。
50から始まる残りの人生が美しく楽しいものであろうとするならば、このビジネスも同じように息長く見守っていきたいものだ。

ちなみに、幼少の頃からデパートと言えば「池袋西武」であり、南北に細長い館内の隅々まで知り尽くしていた僕の記憶は、かつての華やかな時代、堤清二率いる「セゾングループ」のまんま。しかし、2003年からは「ミレニアムリテーリング」、2006年から現在の「セブン&アイホールディングス」へとその母体は大きく変化している。

さて、このサロン、面積は約200m2。なかには、約70m2のリノベーションハウスの実物大展示もある。私は6名の建築家、インテリアデザイナーとともにパネル展示を行っている。池袋へお越しの際は、是非お立ち寄りを。
8階の屋上テラスも素晴らしいので、そちらに立ち寄るのも忘れずに。

「くらしのデザインサロン」展示は来週、6月24日からスタートする。

白金台の現場から

現在工事が進む白金台の現場から。
この建物はオーナー住宅2戸を含む総戸数9戸の共同住宅。
お父様から相続された土地を部分売却してその資金を元手に残り半分に共同住宅を建設する。
現場では先週末に地下一階の躯体工事が完了した。
一番コンクリート量が多い先週末のコンクリート打ちは今回の工事中一番の山場で、作業完了は夜11時を超えたという。
今回の建物、壁の位置がすべて扇型に開いている形状に加え、少しずつズレながら連なっていくため、墨打ち作業、型枠組立作業、鉄筋の配置すべてが難しい工事となった。
さらにすべてが逆梁工法のため、型枠がすべて宙に浮いている状態で、コンクリートを打つ。だから、コンクリートによって大きな圧力がかかると型枠が押されてズレやすいという厄介な点もある。
今回の工程を無事乗り切り基準ができてしまえばそこから先は難しいけれども何とかなるはずだ。
現場監督の表情が明るくなった。

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オークフィールド八幡平、サービス付き高齢者住宅その4

宣言文 PART-3

20151210-1.JPG20151210-2.jpg○ レストラン棟には大きな共用キッチンが備え付けられています。シェフが開催する季節の食材を楽しむお料理会や、お友達どうして食事を作りあったり、お菓子を焼いたり、何かのお祝い会をしたり、と楽しく使って頂くことが出来ます。ここには薪ストーブも備わり、より親密なコミュニケーションを演出します。
○ レストラン棟二階にあるスタッフの事務室には施設によくあるカウンターや受付デスクといったものは見当たりません。代わりにフィックスの大きな窓が共用部に対して開かれ、美しい灯りの下でそれぞれの仕事をしている様子が伺えます。スタッフもここでは対等に共同生活者の一部なのです。

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