朝一、代官山のオフィスプロジェクトの現場へ。
今日は彫刻の設置だ。
設置場所が12階建ビルの屋上なので耐風圧計算がポイントになった。
最大風速34M、高さ50Mとして風圧力は1000ニュートンを超える。
屋上は防水の関係でアンカーが出来ないし、ビルの所有関係からいっても設置する方は一テナントなので自立させるしか方法は無い。
この風圧で倒れないためには全体重量を約370キロにすることが必要とでた。
屋上の耐荷重は㎡あたり180キロ。
だから荷重を分散させるために12ミリ厚、1.5メートル径のばかでかい鉄板を基礎とした。
いつもお世話になっている鉄骨屋さんの置鮎工業から5名、左官屋さんが1名、施工の辰カンパニーから2名、計8名が力を合わせて搬入設置する。
重機は一切使えない。


この苦労した基礎、一時は彫刻本体よりも高価になってしまい、暗礁に乗り上げたこともあった。
明日、植栽を復帰してしまうと土の中。
苦労の跡はほとんど消えてなくなる。

件のカウンターを見るために戸沢会長を現場に案内。
お祝いの花がものすごい量でびっくり。
受付嬢がカウンターで接客しているのですばらしく華やか。
ありがたいことに私のリクエスト通りお洋服もカウンターの生成り色に合わせてくれている。(男は女性の白に弱いものだ)
全員で記念撮影。皆、喜んでくれている。


今日はスタッフが二人、オフィス移転プロジェクトの家具の納品立ち会いで朝から現場に詰めている。
私もヒノキ工芸さんにお願いしていた受付カウンターの組立が始まるのに合わせて現場入りした。

今週末に全社移転する代官山のオフィスで私がデザインしていた屋上デッキが完成した。
私の事務所の目の前の停留所から東急トランセというバスに乗って代官山へ。
途中に私の構造設計をお願いしている構造家の我伊野威之さんの事務所がある。
バルコニー越しに呼びかけるとたまたま我伊野さんが事務所にいたので現場へ誘う。
今回も彼に手摺の風圧検討やら彫刻の台座の検討その他諸々相談していたのだ。

今日も夕方からヒノキ工芸の工場にてオフィス移転プロジェクトの受付カウンターのチェック。
一旦仮組してもらい、最終塗装工程の前の確認。
驚くべきことに今回の製作のための治具を積み上げるとカウンターと同じだけのボリュームになる。
雄雌で対のカウンターをこしらえたようなもの。
つまり原価は倍かかっているわけだ。

マンションプロジェクトの設計定例の後ヒノキ工芸の工場へ、歩いてすぐの金物工場では木製ルーバーにスチールパイプをはめ込む作業をしている。
治具にはめ込みながらひとつひとつ確認しバーナーで調整しながらの作業。
他に今週末納品予定の軽井沢の別荘向けのオリジナル家具の検品を行う。今回はキングサイズのベッドとテーブル、デスク、シェルフを製作した。
受付カウンターの塗装の色指定も行い帰途につく。
夜は写真家の仲佐猛さんの還暦記念サプライズパーティーに行くつもりでいたのだが仕事が恐ろしくたまっているので「ゴメンナサイ」した。
やはりいつもの様にすごい人ごみだったらしい。
赤いバルセロナチェアを特注でこしらえたそう。
朝一で国際展示場のIFFTへ。
見るべきものが無く、TOBIで自ら説明をしている岩倉榮利さんのブースに顔を出した後、昼からの打合せに向かう。


打合せの後、浦和のヒノキ工芸の工場へ向かう。
ルーバーの中に仕込むスチール角パイプの曲げ材の確認。
カーブのきついところがどうしても変形することと木材と金物を別にこしらえるとプラス2ミリのクリアランスではぴったりはまらなくなる可能性があり頭を悩ませていた。
朝一番で栃木県佐野市のNCクラフトの石川さんの工場へ。
ヒノキ工芸の戸沢忠勝さんとともに向かう。
昨日一日がかりで作っていたデータはこのためのもの。
例のカウンターの楕円形のルーバー形状をNCルーターで切り出すためのデータ入力だが、データを送りっぱなしにして時間が無駄にロスしてはいけないので二人で工場の事務所を占拠し直接付きっきりで入力してもらう。
時間がないのでほとんど脅迫行為かもしれないが、こうしないととてもじゃないけど納期に間に合わない。
私は午後一から都内で打合せがあるので新幹線で昼過ぎに帰京。
忠勝さんは結局夜まで粘って一部切り出しの終わったパーツを持って工場へ帰った様子。
彼のすごいところはこうして加工機の前に陣取ってすべてを見ているので自分の工場に無い他所の加工機のことも知り尽くしていて、この形ならあの工場のこの機械で加工すれば出来るかも、等と相談すると瞬時に答えが返ってくる。
私には無くてはならないパートナーの一人だ。