桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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音楽 [ 29 entry ]

古楽器バンド「タブラトゥーラ」演奏会

夜、代々木上原のムジカーザ。
今日のプログラムは古楽器バンド「タブラトゥーラ」の演奏会。

20100617.jpgラウタ、ウード、リュート、フィドル、ダルシマー、リコーダー、ショーム、ビウエラ、皆さん、どんな楽器かわかりますか?
リコーダーはもちろんおなじみの楽器。
リュートも聞いたことがあるのでは?
これらは全て16世紀あたりのヨーロッパで使われていた楽器だそうです。

思わず体でリズムをとってしまうような曲、観客が踊りだしてしまう曲、乾いた音色が彩る純粋で素朴なな音楽だ。

ところで、私にとってはとても大切な出来ごとがあった。
なんと、私の斜め後ろの席に、理科大時代の恩師である、奥田教授の姿が。
教授は来年退官されるのだが、そのことを知って一度ご挨拶したいと思っていたところ。
また、現在スタッフとしてきてくれている藤原君と先週まで手伝いにきてくれていた廣田君の二人がともに奥田研究室出身なのだ。
そればかりではない。
私の事務所を担当してくれているアルフレックスジャパンの大野さんのご主人も奥田研究室出身。
そして仲人は奥田教授というご関係。
今日は皆さん揃っての鑑賞。

思い通じて引き寄せられる。
そんな出来ごと。

音楽祭最終日

今日は音楽祭3日目。
最終日の今日は3公演。
午前の公演の後ランチはブラッスリーオザミで。

夕方、プロデューサーのルネ・マルタンによる選曲で構成された豪華顔ぶれによる公演。

そして、締めの公演は21時45分から始まる「ショパンのお葬式」
ショパンは自分の葬式をモーツァルトの「レクイエム」で、と遺言したそうだ。
1849年、パリのマドレーヌ寺院での音楽葬が1時間10分にわたって再現された。

そんな風に随所に嗜好を凝らしたこの音楽祭、期間中の来場者見込は東京国際フォーラムで約40万人、その他もあわせると約70万人だそうだ。
規模が大きかった2007年は100万人を突破したという。
今回も有料公演で約170公演、関連イベントで約130公演を数えるというからすごい数字だ。
ちなみに本国ナントでは5日間で300公演!だそう。
これまで東京都の負の資産と批判されることの多かった東京国際フォーラムだが、いまや経済効果約114億ともいわれる一大イベントの舞台となったわけだ。

お開きは23時。
足早に駅へ向かう人たち。
ふと足元のアップライトを見るとすべての電球がLEDに交換されていて、花びら模様が浮かんでいた。

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ヘンデルの「メヌエット ト短調」

今日も東京フォーラムへ。
今日は2公演。

20100503.jpg午前の公演を聴いてランチを済ませ、エシレ・メゾン デュ ブールの前を通りかかるといつもよりも並んでいる人が少ない。
すかさずマドレーヌとフィナンシェをゲット。
といっても私は噴水のベンチに腰掛けて待っていただけ。

一度家に帰ってお昼寝した後再び有楽町へ。
夜の公演でアンヌ・ケフェレックによるショパン「ピアノ協奏曲第1番」を聴く。
アンコールで弾いたヘンデルの「メヌエット ト短調」にはまった。

さっそく家に帰りiTunes「こころを鎮め(させ)る時の曲」プレイリストに加えた。

「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」

「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」(熱狂の日音楽祭)とはフランス北西部の港町ナントで、1995年に誕生したクラシック音楽祭。
東京では有楽町の東京フォーラムで2005年から開催されている。

私はゴールデンウィークを2006年からずっとこの音楽祭で過ごしているから今年で5年目になる。

今日は3公演を観た。
この音楽祭はほとんどの公演が1本45分と決まっているため、子どもと一緒でも飽きさせずに何とかなる。
その上、料金も2000円前後と気軽だ。

しかし、、、0歳から入れますというコンサートはひどかった。
子どもだけでなく一般の人も入るコンサートなので、我が家では1歳の娘を開演前の1時間、無理に昼寝させて万全の準備で望む。
だが、今年は大変なことに、、、おじいちゃんが席を離れて写真を撮っていたり、おばちゃんは席で立ち上がったまま子どもを抱っこ、泣き止まない子どもに大声で「最後まで聴いてくれたら何か買ってあげるよ」などと話しかける親あり、、、座っていられなくなった子供を通路で遊ばせている親も。
子供に責任はない。親だ。
かつて新人類といわれ少しは常識を知れと戒めを受けた私も妻もこれには閉口。
悲惨な現実を目の当たりにして、あまりのショックに言葉もでない。

口直しにTOKIAのヴィロンでランチ。

午後はソプラノのマリア・ケオハネによる素晴らしいアリアを。
ヘンデルのオペラ「リナルド」からの「涙の流れるままに」に酔う。

夜はミシェル・コルボ指揮、ローザンヌ声楽アンサンブルによるメンデルスゾーンのオラトリオ「パウロ」
ソプラノのソフィー・グラフは法律の学士号をもつ声楽家。
約2時間、休みなしで聴く。

私に最後までつきあった娘はふらふらになって家に帰るなりベッドへ直行。

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「MOTアニュアル2010:装飾」展

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東京都現代美術館にて開催中の「MOTアニュアル2010:装飾」展へ。

20100220-1.jpg一昨年21_21で知り合った金沢の山本基さんからいつも丁重な展覧会の案内状が届く。
大量の塩で立体や文様を作る彼の作品は、完成から少しずつ朽ちてゆくことで時の移ろいとかはかなさとかを表現しているようで、とてもノスタルジックな味わいに満ちている。

2月6日に私は金沢に出かけたが、実はこの日私とは入れ違いで、彼はこのインスタレーション制作のために東京都現代美術館で制作に入っていたのだ。
そんな連絡をメールで取り合っていたので早速、娘と見に行くことにした。

装飾というテーマを与えられて10名の作家が戸惑いを覚えながらもそれぞれの態度を有機的で自然発生的な原理の中に身を置いて表現している点が昨日のせシル バルモンドといい、一昨日のヨーガン レールといい、共通する時代の空気があると感じた。

山本作品。透明な塩が何故白いのか?
RGB色が均等に混じり合い、陰も宿すその白さは、ベタの白とは全然違う穏やかな色だ。
ただの白と見えたその色は実は様々な色の乱舞する色相なのだ。

午後は錦糸町の墨田トリフォニーホールで新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会。
指揮は井上道義さん。ムジカーザのオーナーである黒田さんのご主人だ。
曲目はヴァイオリンの郷古廉さんによるラロの「スペイン交響曲」とパイプオルガンの小林英之さんによるサン=サーンスの「交響曲第3番ハ短調オルガン付き」。

一緒にムジカーザでフラメンコを見た友人から郷古廉(ごうこすなお)さんのヴァイオリンは絶対おすすめ!と太鼓判を押されて、急遽当日券で見に行くことにしたのだ。
郷古廉さんは1993年12月宮城県多賀城市生まれ、16歳。
本当に素晴らしかった。

ムジカーザ

20100216-2.gif20100216-1.gif代々木上原にある鈴木エドワードさん設計のコンサートホール、ムジカーザへ。
本日の出演は鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団。


人気で満席のところに何とか補助席を作ってもらっての鑑賞。

ムジカーザは黒田珠世さんが1995年にオープンさせた定員100名の小さな音楽ホール。
MUSICA(音楽)とCASA(家)を掛け合わせた名前からも明らかなように、ごくごくアットホームなプライベートホール。
しかし、予約は遥か先まで埋まっているという。素晴らしい。

時に野太く、時に憂いを持ったカンテ。
踊り手が床を踏み鳴らすサパテアード。
そしてギターのリズム。
ちょうどタブラオサイズのこの小さなホールに熱気と興奮が充満する。

観賞後はこのホールのグラフィックを担当したBaumdorfの木村さんらとともに近所の蕎麦屋へ。
MUSI-Logo.jpg

ジュゼッペ・ヴェルディ「椿姫」

ベルガモ・ドニゼッティ歌劇場公演のジュゼッペ・ヴェルディ「椿姫」を見に横浜の神奈川県民ホールへ。

ベルガモはガエターノ・ドニゼッティの生誕の地。
ミラノから北東へ50キロほどの小さな町で面積約40平方キロ、人口約12万人という。
東京から見て50キロというとちょうど鎌倉ぐらいだ。

ちなみに、鎌倉市は面積約40平方キロ、人口約17万人だ。
そんなイタリアの小さな町に世界に向けてオリジナリティーあふれる公演を発信し続けている劇場がある。

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バッハ・コレギウム・ジャパンの「メサイア」

今日はサントリーホールでバッハ・コレギウム・ジャパンの「メサイア」にいく。
席はステージ裏手のパイプオルガンの前。
歌い手と演奏者は後ろ向きになるが指揮者はこちらを目がけてタクトを振ってくる。
サントリーホールの中で私が一番好きな席。
しかも安い。

学生の頃訪れたベルリンのハンス・シャロウン設計のフィルハーモニーホールはサントリーホールの原型だが、そのときの席も学生席でステージの後ろだった。
あの時はティンパニの真後ろでとにかく激しかった。
もうひとつ、ウィーン少年合唱団の歌声はホーフブルク宮殿礼拝堂の2階席から霧のように降り注ぐ。

そんな聴き方も良い。

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