桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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ひとりごと [ 121 entry ]

ことばがでない

昨日午後、お客様の事務所で打合せ中に今回の東北・三陸沖大地震が発生した。
何とか繋がったメールで家族、事務所スタッフ、両親の安全を確認し、徒歩で家に辿り着き家族と合流。
今日は事務所の状態をチェックし、家具が倒壊したお客様宅の復旧を手伝いにいった。

それでも私はありがたいことにこうして電気も水道もガスもエレベーターも通常通り使える安全な家にいる。
一方で被害の大きさを報道で知るにつれ、それを知るだけで何も出来ない自分に焦燥感を感じる。
とにかくことばが出ない。

20110312.png

久しぶりの下北沢

マンションの現場での打合せが長引いてまたしても昼食抜きだ。
午後は学校の後輩である森清敏君と川村奈津子さんの設計した小住宅「ポールハウス」を見せてもらった。
場所は下北沢。
この駅に降り立ったのは久しぶり。
渋谷から近いのに滅多に来る場所ではない。
彼らの住宅はいろいろとややこしいことをやっている割に見ていて危なっかしいところがないのがいい。
さらに、来月メキシコ行きを計画している僕としては昨年メキシコへ行ってきた二人からメキシコ情報を仕入れた。

20110216.jpg彼らに礼をいい、遅いランチを取ろうと鼻を利かせて店を探す。
駅に近いビルの上、ウォーホルのキャンベル・スープ缶がプリントされた怪しい入口をくぐり抜けた先に見つけたカフェでお昼ご飯。
嫌いなキューリが入っていないか確認する僕に、僕らもキューリ嫌いだから使わないんだよ!と答える二人のスタッフ。
FREE FACTORY」というそのお店が好きになった。

iPad

iPhoneの画面が小さくて目がつらい。
そんな人々がこぞって手にするのがiPadらしい。
今日、僕もそんな人々の仲間入りをした。
まだ繋がるWi-Fiが少ないので役に立ってはいないけれども今日は軽井沢へ往復に持って出かけた。
図面をpdfにしてここに入れるつもりだ。
スタッフから送られてくるチェック用のpdfも指で拡大縮小出来るので見やすくなる。

そんな言い訳をして妻の許しを請う。

20110201.jpg

60年世代共通の悩み?

20110114-1.jpg昨年暮れ、青山に引っ越しして来た友人と久々にランチした。
食の専門家である彼女は学校での講義もしていて、話しているうちに同じ悩みを持っていることがわかった。
学生たちが、無限にある可能性や手法、選択肢に目を向け、深く考えることをせず、いきなり結果に向けて突き進んでしまう傾向にあるという。
中間に横たわるべき、悩みや努力、工夫や創造力が省略されている、というのだ。

考えてみれば様々なオートマティカルな装置に囲まれている現在、中間を理解しなくても結果は出せる、と勘違いしてしまうのだろう。
パソコンでは一旦間違っても消してしまっても復帰が効くし、後で何か言われても修正は手軽だ。

私と同世代の経営者や教職者と話をすると必ずと言ってよいほど出てくるそうした会話。
平成世代と対峙する術は未だ模索中だ。

朝のお散歩

今日は久しぶりにジムで汗を流そうと早めに出かけようとしたら、先日2歳になったばかりの娘が一緒に出かけたいと僕の脚にまとわりついてくる。
パパとしてはこういう時に点数稼ぎしておかないとママに比べて分が悪いのでジムを諦めて朝の散歩に出かけた。

20110112.jpg手をつないで僕のマンションの中庭をフラフラと歩き、フェルナンド・ボテロ (Fernando Botero)のデブ犬の彫刻のヒゲやしっぽや耳をひとしきり撫で回して帰ってくる。
するともう満足で、機嫌良くエレベーターまで見送りしてくれるのだ。

それで事務所に行くと始業時間なのに誰も来ていない。
そろそろ僕が「ジムに行く筈だ」と読んで皆、朝寝坊したのだ。
遅れてやってきたスタッフに「喝!」を入れた。

成人の日

20110110.jpg子供達を連れて石神井の実家へ。
志賀高原よりも寒さを感じる一日だった。

昨晩の番組で「日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第1回"外交敗戦"孤立への道」が興味深かった。
当時政局が混乱する中、外務省と陸軍による情報共有のない二重外交、国家戦略のない場当たり的なその場しのぎの外交を行っていた結果、国際的な信用を落とし、重大な国際的孤立を招いてしまったと指摘する。
「場当たり、その場しのぎ」といえばまさに日本的な感覚に思える。
このことをよく政治家は「しなやかな」という言葉でポジティブに表現する。
選挙の度に耳にする危ない言葉だ。

日本人の美意識は、「曖昧」とか「はかなさ」とか、最近だと「かわいいい」とか、まさに「しなやかに」その場の最適解を探るように変容しながら姿を変えることにその特質があると思われる。
非常に説明しにくい論理的でない共有感覚がそこにある。
しかしながら、建築や美術の世界ではそうした感覚が世界に打って出る時代になった。
迎合するのではない、自分たちのアイデンティティーを再発見し実感する時代になったといえる。

外交の世界においてはどうなるのか?
今まさに当時と似たような状況が起こりつつあるのを見ながら危機感をかんじざるを得ない。
日本が国際的に必要とされる働きかけを充分に行っているか。
必要とされる限り孤立することはない。

今日は成人の日。
30年前のこの日、僕がそんなことまで考えていたとはとても思えないが、新成人達におおいに期待しよう。

七草

20110107.jpg今日は七草。
朝食に七草粥をいただくのも毎年のことになった。

窓の外はマイナス12°、雪。風も強い。
それでも元気な小学校5年生の娘、そして同宿の中学生二人と一緒に吹雪の中パウダースノーを満喫した。
ゲレンデは貸し切り状態。
明日からの3連休に備えてか人は極端に少ない。

私は明日東京に戻り、明後日早朝に再び軽井沢へ。
軽井沢の別荘の地鎮祭なのだ。

事務所は仕事始め

今日から事務所は仕事始め。
しかし、私はまだ山の中。
毎年のことなので勘弁してもらっている。

今日やっと念願の雪が降り出した。
フカフカの深雪を楽しみにゲレンデに出た。
風向きさえ注意していればさほど寒さを感じないで済む。
志賀高原は360°あらゆる向きにコースがレイアウトされているから逃げ場があるのだ。
おまけにゴンドラは快適。
まあまあ滑り込んだので腰から下がパンパンになるが、腰から上はおいしいご飯の食べ過ぎで膨張傾向だ。

20110106.jpg

今日も早めに宿に戻り、年明けに送られてきた甲陽園の住宅の敷地現況測量図と格闘する。
というのも、この案件、施主からいただいた測量図と念のため再測量した現況測量が甚だしく異なっていたのだ。
せっかく詳細につめた打ち合わせをしたのにまた一からやり直しというのも切ない。

向かいの娘は冬休みの宿題と格闘中だ。

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