桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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家具のアーカイブ

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家具 [ 37 entry ]

テーブル製作

オーガニック料理の母と呼ばれるアリス・ウォータース。
そして、彼女がアメリカのバークレーに開店した、世界初のオーガニックレストラン「シェ パニース」
そのアリスと「シェ パニース」をリスペクトし、渋谷、福岡、ほかで、「デイライト キッチン」という名のオーガニックカフェを経営する、塚本さん野崎さん夫妻から頼まれていた、テーブルとベンチを今日納品しました。

このお店は事務所から近いこともあって、客として通ううちにデッキスペースにちいさな小屋を建てたり、アウトドアのテーブルを作る相談を受けるようになって、いまは自分がここで過ごすのに最も心地良いと思えるものを作らせて貰っています。

今度のリクエストはソファ席とあまり変わらない低めの目線で子供も大人も一緒に食卓を囲めること。最大14名が一度に食事がてきること。この2点を実現する大テーブルとベンチになります。

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40年前から一貫して安心・安全でサステナブルな食を提唱してきたアリスの、シンプルかつ豊かに暮らす考え方によりそったライフスタイルを僕たちなりに考えて形にして、このお店から「新しい時代の豊かさ」を発信していくことに私も小さいながら貢献しています。
渋谷にお越しの際は是非ここで素敵な時間をお過ごしください。
お待ちしております。

なお、お子様連れ大歓迎です。

デイライトキッチン
営業時間 11:00-16:00(L.O.15:00) 17:30-23:00(L.O.22:00)
土・日・祝日は 11:00-23:00(L.O.22:00)
東京都渋谷区桜丘町23-18ビジョナリーアーツ1F
03-5728-4528

さて、仕事は全て完了。
今から夏休みに入ります。

Molteni&C新作発表会、実は!

20141002.JPG今日は、Molteni&C(モルテー二)の新作発表会にいってきた。
これまでソファーは度々使ってきたが、この会社、収納家具が全売上げの過半を占めると言う。
一方、ソファーは全売上げの1/4を切るようだ。
そんなMolteni&Cの今回の新作展示には迫力の箱型収納がずらりと並ぶ。
見るからに組み立てが難しそうな自立型の間仕切り収納シリーズ「505」は建築の要素として魅力的だ。

その片隅でarflexの定番「A SOFA」が、ひっそりと新たな装いで展示されていた。
赤いパイピングにシルキーなグレイのファブリックが上質で魅力的な仕上がり。
僕が独立後最初の住宅に入れたのが、この「A SOFA」だ。

そういえば、今、突然気がついたのだけど、先月末で独立20周年。
何も特別お祝い事をしなかったけれど、ここまで支えていただいた、クライアントさんたち、協力していただいた職人さんたち、メーカーの担当者さんたち、数えきれないくらいたくさんの人たちを今夜一人一人思い巡りながら、密かに感謝したいと思います。
ありがとうございます。
そして、これからもまだまだよろしくお願い致します。

床革カウンター

先日お伝えした床革を使って仕上げ中の店舗什器ですが、無事納品しました。
店舗のオープニングは来月ですのでまだ時間がありますが、店舗スタッフのトレーニングの為に、この後すぐに商品が搬入されてきます。
また、森のなかでキラキラ光る水をイメージして製作した特注の照明器具も持ち込まれます。
この床革のパネルの裏にはスタッフの隠れ家があってパソコン、レジ、複合機等の機器がおさめられます。
そしてパネルに切り込まれたスリットから入口の様子がほんのりうかがえるようになっています。
このスリットは大きさの限られる革の継ぎ目としても割り付けられているのです。

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床革(とこがわ)再び

以前、革のなめし屋さんで、銀付きの革を剥いだ残りの床革が山盛りにされているのを見て、それ以来、これらが産業廃棄物となるよりは何かの役に立たないか、と、考えてきました。

だから、今回、仲間が新しく立ち上げる家具ブランドのショールームの什器の製作依頼を受けた際にも、この素材を活かすことによって、これ迄パルプ工場の片隅に寝かされていた広葉樹を材料に活用した、このブランドの立ち位置も表現してみてはどうかと考えました。

この素材、靴底など、隠れてしまうところではよく使われています。
また、最近では表面をコーティングして高級革製品の代替えとして安価に流通し始めてもいます。
しかしながら、いずれもネガティブな使用方法に限られています。

今回、曲げ合板にこの床革を張り込み、ショールーム入口正面に 荒々しい床革で、曲面壁のうねりを作り出すことにしました。
床革の表面は、より自然感が出るように、マットでしっとりした風合いを出すために蜜蝋で仕上げてみます。

山形へ 工場視察その1

広尾に本社とショールームをおくAD CORE。
昨年は家具の製作でお世話になった。
彼らが自社家具の制作を委託しているのが山形の朝日相扶製作所だ。
この朝日相扶製作所をAD COREの案内ではじめて訪れることが出来た。

実はこの工場、AD COREの商品だけを作っている訳ではなくて僕がお世話になったり知っていたりするほとんどのモダン家具メーカーに対するOEMの供給をしているという貴重な会社なのだ。けっして自社ブランドを立ち上げることはしない。
そしてあらゆる難しいリクエストに答えられるよう、CADCAMのマシンを駆使して最新の工作機械を自在に操る専門集団なのだ。

しかしやはり工場を見るとそうは云っても最後は人の手、人の感性に勝るものはないことを知る。
そんな貴重な機会をいただいたことに感謝。

蔵王、朝日連峰、月山と、スキーや登山で訪れたことがある山形だが、久方ぶりの訪問で車窓の風景も楽しんだ。

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iittala

20120122.jpegイッタラ iittalaは、カイ・フランク(1911−1989)やアルヴァ・アアルト(1898−1976)がデザイナーとして腕を振るったフィンランドの硝子メーカーだ。
よく行く銀座のクレープリーからの帰り道、泰明小学校の向かいに路面店が出現しているのを見つけてふらっと寄り道した。
しかし、このお店、三年以上前からここにあったそうだ。
こういうときは手ぶらでお店を出ることはない。
ちょうどセールの最中で、きれいなガラスの器を2点、安くゲットした。

アンティーク

現在手がけているマンションのモデルルームのインテリア。
このマンションの設計は僕の理科大同期が部長を務める設計事務所とのコラボの仕事だ。
だから小さな案件だけど力が入る。
今日は助っ人として参加してくれる僕の前の会社の後輩のコーディネーターと二人で目黒通りの家具、小物ショップをリサーチして見て歩く。
こうしてみて歩きながら、またイメージが少しずつ変化してゆく。
スタートは山手通りと目黒通りの交差点の大鳥神社。
行きは右手を行く。
途中、「目黒五十番」で肉まんを仕入れ、元気なおばあちゃん二人がやっている「寿々屋」のたいやきを食べながら歩く。
この先で対岸に渡り引き返す。
こうして10数件のショップをリサーチして歩く。
大半はビンテージ品とアンティーク品だ。
このモデルルーム、3月にはオープンする予定。

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PPmobler

Hans Wegnerの家具を中心に製作を行っているPPmobler社のセミナーに参加してきた。
世界的に知られたこの家具メーカーは1953年の創業以来、職人20名というどちらかというと小さな規模を保ち続けてきた工場である。
故に、徹底した品質管理と、高い技術力では相当な誇りを持ち続けている。
家具を作るにはたいていの場合、デザイナーが居るわけだけれどもそのデザインを実際に形にする職人もまた偉大なデザイナーである。
彼らのセンスなくしてはどんなに素晴らしいデザインであっても魅力的な姿を纏うことはないからだ。
Wegnerほどのデザイナーでもそのことを良く知っていて、職人が自分のデザインをわずかにディフォルメするのを許容していたようだ。
そんな話を聞き、デザイナー、ウェグナーとマイスター、アイナ・ペダーセンがやり合う姿、なんていうのも想像してみて思わずにっこりしてしまった。

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