桑原聡建築研究所

Satoshi Kuwahara Architectural Studio

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「芝白金台ホームズ」竣工パーティー

港区白金台にこの夏に完成した集合住宅ではオーナー姉妹お二人が暮らし始めて二ヶ月たちました。
先々週の末に完成をお祝いする竣工パーティーがオーナー宅で催されました。
僕は娘を連れて訪ねて行きました。
当日は工事関係者、不動産関係者、友人、知人、近所の方々、など、たくさんの方々がお祝いに集まりました。
 
20161104-1.JPGこの集合住宅はオーナー2戸、賃貸7戸の集合住宅です。
シェアハウスではない通常の集合住宅ですが、個性的で素敵な入居者が徐々に集まり始めています。
僕は、僕の役割を「オーナーがこの先むかえる高齢期のコミュニティーを自ら創りだすためのお手伝いをすること」と考えています。
この日来ていただいた、地域再生を専門に手がけておられる方が「僕は地方のコミュニティーのことはたくさん研究してきたけれど、自分の住む東京のコミュニティーにはあまり縁がなかったよね~」と反省交じりに語っていたのがとても印象的でした。
 
これから賃貸の入居者の引っ越しが始まり、ますます面白くなりそうな様相です。
一緒に住んで暮らして欲しい入居者から「選ばれる」賃貸住宅というあり方はオーナー賃貸ならではの企画と言えます。
今後が楽しみです。
しばらくしたらまたご報告させていただきます。
 
現在残り3戸。「芝白金台ホームズ」という名前で賃貸募集中です。

静かな社会問題

先週末のことです。京王線の終点新宿駅で電車を降りようとしたときのこと。京王線の場合、「下車専用口」と「下車のち乗車の出入り口」が時間差で開いて混雑緩和を図っているのですが、僕は混雑する「下車専用口」を避けて「下車のち乗車の出口」から出ようと待っていました。ところが扉の向こうには我さきにと乗車順位を競って身構えているお年寄りがいます。ちょっとこれはヤバイかなと考えた瞬間に扉が開き、同時にその爺さんが僕に驚くほど強烈なタックル。小二の娘の手を引いた僕はヨロヨロっと体勢を崩しながら振り返って爺さんの方を見ると、「バカヤロウ!コレは出口じゃねえんだよ 怒」と、いきなりキレられてしまいました。扉が開く前からカモと狙われていたのですね。見事鬱憤ばらしの標的にされてしまいました。

仕事柄、元気な高齢者を応援する立場にあるのですが、ここまで元気すぎるのも困ったものです。
実はこうした経験はこれまでも何度かあります。
最近特に顕著になった気がします。

20161102.jpg先日見つけた記事からの抜粋です。

「煙草の吸殻をポイ捨てするのは、みんな60代以上。せっかくきれいな場所なのだから、この美しさを保ち続けたいと思って注意しても、逆切れしてしまうのもこの世代で、注意しにくいんです...」
とは、沖縄のマングローブツアーの若者のセリフ。こうした、高齢者の公共マナーの悪さは時々耳にすることがある。

この問題について、特定非営利活動法人「老いの工学研究所」が2015年3月に「世代別のマナーの状況」について独自調査。20~81歳までの151名の回答結果をまとめている。

この調査では、電車内・お店・公道でのマナーが悪い、交通ルールや礼儀・規範を守らない、見苦しい振る舞い・無神経な振る舞いがある、などの項目を、若手・中年・高齢の年齢層と男女別に分け、質問しまとめたもの。その結果を見ると、「人目をはばからない」で1位になったのは高齢・男性で52%。高齢・女性は36%程度と全体の4位。特に男性は、年齢とともに「人目をはばからない」の数値は上昇傾向。因みに女性の場合は、中年女性がもっとも高い。

超少子高齢化のよのなかでは、自分たちが中心と考えてしまう高齢者の方も残念ながら多い。また、自分たちが今の日本を作ってきたのだという自負感が、横柄な態度やルール違反行動を助長させてしまうのかも。

とありました。

実はこれ、反面教師でもあります。
僕はいま、次々に新しく身につけた知識を駆使していたかつての自分と異なり、圧倒的に経験を引用して今の仕事や暮らしをしていることに気付きます。

ですから、はっきり言って思い込みが強い。時々よくこれまで56年間も間違いに気がつかずに生きてこれたなあと深く反省することがあります。また、いつの間に変わってたの?このルール。みたいなこともあります。

年を重ねるとこれまでの経験を頼りに行動しますので、ルールの変更とか制度の改変、マナーも時代とともに変化していくものだから、自分がまだ若くなんでも吸収していた頃のまま固まってしまった考え方はなかなか変えられないのかもしれません。

だからきっと僕も娘からはしょうがないなあ~とか、スタッフからもまた始まったなあ~とか思われているはずです。
同年代の皆さん!ウザい年寄りにならないためにお互い頑張りましょう!

もちろん、僕の周りの諸先輩方はみなさんとても素敵な方ばかりです。そのことも一言申し添えておきます。

サドメシ イワテメシ

20161031.jpg先々週末、佐渡に行って来たという話はブログにアップした通りです。
そして帰りにはエコバッグ一杯分の佐渡の食材を持ち帰りました。
まるで両親から聞き伝えの戦時中の買い出し風景そのものです。

ミョウガ、柿、栗、瓜、赤タマネギ、サツマイモ、ブドウ、イチジク、そして新米!
なんと、これらは全てお世話になっている方のお庭からの収穫です。
すべて無駄にすることなくありがたく頂きます。

さらに先週末は岩手県八幡平へ出張でした。
佐渡メシ三昧に続く岩手メシ三昧ではキノコ、リンゴ、ブドウ、そして三陸の海の幸など。

各地の素朴な美味しいものとの出会いがいま僕の楽しみの一つなのです。

今週末は闘牛と長寿で有名な徳之島(鹿児島県奄美群島)にいってきます。
どんな食材と出会えるでしょうか?

一昨日のこと

一昨日のことです。石破茂地方創生担当大臣(元)が僕たちの勉強会に現れ、ど迫力の生ライブで講演いただきました。原稿持たずに約20分 。最後に質問したいことがあったのだけど、「目ぢから」強すぎてひるんでいるうちにタイムアウト。

ここで、地方を豊かにするためのキーワードをいくつか。

「今だけ此処だけあなただけ」
とてもわかりやすいです。
いつ、どこに、誰に来て欲しいのか、明確に発信せよ。つまり、皆さんどうぞどうぞ来て下さい、ではなく、私たちが欲しいのはこんな人だ、ということを明言するということですね。

20161028.jpg「EEZ世界第6位の日本」
(EEZ=排他的経済水域)
世界第6位の豊かな漁場と70%の森林を合わせた農林水産資源は地方の資産です。資源を活用する、資源を輸出する、それだけの質と量は持続的活用が充分に可能、ということです。

ところで、日本の領土面積は約38万km²で世界第60位。しかし、領海およびEEZを合わせた総面積は世界6位となります。
ちなみに一位はアメリカ、次いでフランス、そしてオーストラリア、ロシア、カナダ、日本、と続きます。
水域面積も広大で、領海(含:内水)とEEZを合わせて約447万km²で世界第9位なのですね。

ここからしばらくは僕の備忘録。

ところで、日本の領海とは?
基線から最大12海里(約22.2km)までの範囲で国家が設定した帯状の水域であり、沿岸国の主権が及ぶ水域のこと。

もう1つ、日本のEEZとは?
1982年に第3次国際連合海洋法会議において海洋法に関する国際連合条約(国際連合海洋法条約)が作成され、1994年に発効。
同条約により自国の海岸線から200海里範囲内の水産資源および鉱物資源などの非生物資源の探査と開発に関する権利を得る一方で、資源の管理や海洋汚染防止の義務を負う。
日本政府は1983年に同条約に署名し1996年に国会において批准。とあります。
(国際海里=1852 m)

最後に、オックスフォード大学で日本学を学んだ、現在小西美術工藝社社長のデービッド・アトキンソン著「新・観光立国論」を読みなさい、とひと言いただき、皆で記念撮影。ガッツポーズを決めて足早に去って行きました。

Works更新のお知らせ(白金台の集合住宅 芝白金ホームズ)

今年7月に竣工した白金台集合住宅 芝白金ホームズのWorksをアップいたしました。
ぜひご覧ください。

「品格」について

20161019.jpg東京オリンピックのボート競技会場を巡り盛んに議論がされています。
宮城県の村井知事が「復興五輪」にしたいと力強く発言しました。しかも整備費用は50億。なんと440億円の予算縮小提案です。

一方、埼玉県の上田知事は、彩湖に来てくれたら「それはそれでありがたい」と発言しました。「それはそれでありがたい」のかぁ。。。このなんともやる気のない発言に大きな温度差を感じてしまいました。

これだけを見ると宮城県に軍配が上がりそうですが、実はここにもトリックはあって、仮設など建設費以外でさらに2~300億かかるというのですからわけがわからなくなります。
そもそも当初は69億と発表されていた整備費です。

そして更に、東京の業者も必死に攻防し始めました。
「海の森競技場」の整備費490億がいきなり300億で再提案。それにしてもこれはどういったことなんでしょうか?だったら最初から知恵を絞ってもっと薄着にしておけばよかったじゃあないですか?
でも気をつけてください。あとからそれは見ていません、含まれていません、というのがよくある話です。

民間の投資であれば、利益とのバランスで投資総額を決定するプロセスは極めて合理的に開示されます。そしてプロジェクトに関わる全員がこのことを共有しています。
今回のようなやり取りはなにもここだけの話ではなく、これまでも延々と繰り返されてきたことだと勘ぐりたくなります。こんなやりとりを見ていると、いったい幾ら税金を使わせるつもりだったのでしょうか、と思わざるを得ません。
これでは品格もなにもあったものではありませんね。

僕の大好きな佐渡でも今、市庁舎の全面建て替え30億を巡り、真っ二つに意見が分かれているそうです。
ここでの議論は建て替えの可否を巡り真っ向から対立する議論です。
私なら今の庁舎で足りない面積と機能を補完する「部分増築及び既存改修」で予算を半分以下に圧縮し、さらに増築部分は今の鉄筋コンクリート製にカーテンウォールといった味気ないものではなく、コンパクトだけど軒が出の大きくローコストな木造平屋で佐渡らしい景観を提案します。また、そこを職員が業務の傍ら子供の見守りもできるように、人が常に溜まれる安定的な場所にして、これからを担う地域の人たちの利益のためになることを考えたいと思うのです。
また支所を統合して本庁舎に集約する議論もあるようですが、特に山脈によって沿岸部と内陸地域が分断されている佐渡の地形を考えると、小さくても災害拠点としての支所の役割は重要でしょう。

ここで私は、決して批判をしているのではなく、公共工事に関わる全ての人たちが、どうも感覚が麻痺しているとしか思えず、お願いですから品格ある事業センスを持って業務にあたって下さい、と切に望んでいるのです。

僕はよく予算が高いとお叱りを受けるのですが、それは建設費にFFE、さらに暮らしで必要になる備品も全て含めてトータルのバジェットを提示しているからです。
単純に費用だけで比べてみたら他に負けてしまいますが、どちらが正しいと思いますか?

東京オリンピックも佐渡も是非、品格のある賢い落とし所を見つけて欲しいものです。

「さどのもん」「たびのもん」

これは生粋の佐渡生まれ佐渡育ちの人と他の土地から移り住んで来た人とを区別する呼び方でそうです。
今でも習慣的にそのように使われているのだそうです。
しかし、これはけっして差別用語などではなく、平等に佐渡の住民として尊重した上でそのように呼び分けているのだそうです。
やはり、その歴史上、流刑者によってもたらされた豊かな文化伝統が根っこにある島だからなのでしょうか。とても興味深い習慣です。

現在佐渡市議を務める室岡ヒロシくんの修士論文調査によると「さどのもんは高校卒業後 に島を離れる場合が多いが、対象者は平均29歳で帰島したという結果となった。大学・就職を含めて10年ほどを島外で過ごす傾向があると言える。また、たびのもんは平均32歳で移住しており、決してリタイア後の余暇を過ごす場所としての移住ではないことが分かった。 職業に関しては、さどのもんは家業を継いでいる場合が8事例と多く、たびのもんに関してはNPOスタッフや自営業を営んでいる傾向にあることが分かった。 佐渡在住暦(佐渡暦)に関しては、さどのもんの平均が38 年、たびのもんの平均が9年という結果となり、年数としては 4倍以上の開きがあることが分かった。」とあります。調査対象の母数がかなり少ないような気もしますが島で実感した感じも大凡その通りかと思いました。

いま、あちこちの自治体で移住促進の動きが同時多発的に加速している様子は僕のブログでも取り上げて来ました。
しかしやはり移住への不安は、受け入れる側、受け入れられる側、双方に根強くあります。
そこで、よそ者は、自分の強みとか魅力、得意技を持っていくのだけれど、しかし、それを頑なに通すのではなく、土地に合わせて変化融合させる柔軟性が必要なのだと歴史的にも気付かされます。

いま僕に縁のあるあちこちの離島や山間僻地で出会う方々は殆どがよそ者です。彼らはみな「自分の得意技」あるいは「よそ者でないとできない視点」によって暮らしを立てています。そして、よそ者マインドを持ったよそ者の心がわかる方々によって支えられています。

しかし、移住者と話をしていて気付かされるのは、みなさんけっして永住目的というわけではなく、他にも自分に合った環境があればさらに移住してもよいと考える柔軟さがあります。彼らはそうして回遊していくものなのだと思います。ですから、結果として移住者が求めるクオリティの高い移住者空き家が移住ネットワークの中で再活用されて、さらにクオリティを求める移住者を呼び込む、「移住トルネード」と呼べるような現象がおこることを期待したいと思っています。

先週末は佐渡を再訪してきました。今回は宿根木集落の元船大工の家「孫四郎」で暮らしながら、畑野地区まで流鏑馬や鬼太鼓を見に行ったり、山奥の小さな猿八集落ですごいパンを焼き上げているパン屋さん「ぽっぽ」を訪ねたり、金井地区の古民家で暮らす二拠点移住者のお宅を見せていただいたり、平清水地区の広大な自宅の庭でワイナリーを計画されている方の家を訪ねたりしました。みなさんとても明るく積極的に、仕事や暮らし、そして人との交流を楽しんでいる様子が伝わってきました。

20161018-1.jpg20161018-2.jpg20161018-3.jpg20161018-4.jpg20161018-7.jpg20161018-5.jpg20161018-6.JPG

まだまだ奥の深い佐渡。僕の見たのは大きな佐渡のまだほんの一部です。知り合ったみなさんから「また来てね~」と言われ、ついついまた次の旅程をスケジュール帳とにらめっこしながら調整する日々が始まりました。

離島の課題

二年前のブログで『ハッピー・リトル・アイランド 』 という映画について書きました。
今年は実に私自身、離島によって癒され、離島によって考えさせられました。
そして日本の離島の状況も『ハッピー・リトル・アイランド 』に描かれていることと同じ、ということを知りました。

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離島の課題、それは言うまでもなく人口減、人口流出です。
高齢化による自然減は仕方ないとして、子育て世帯の流出、或いは子の進学、就職による流出をどうやって抑制し、今後転入による増加に転換させていくか、が、ここでの課題となります。

課題解決の目標として筆頭に挙げられるのが教育への不安の解消です。
小学校までは良いのです。そこでは小規模校ならでは、の特色ある教育が実現されています。むしろ都会では望めない、のびのびとした環境がとても魅力的です。ところが、中学校、高校へと進学する時期になると、競争原理のはたらかない環境により不安の時期が来るようです。また教育を後押しするための周囲の経済力の低さも根深かく関わりあっているようです。もっとも移住して欲しい子育て世代が不安を感じるのはココです。

教育水準の問題は高学歴人口率との相関関係が世帯収入との相関関係を上回るという調査結果がでています。
さらに、東京では学力レベルが突発的にグンと上がる地域があるのですが、この背景には大規模高額マンションによる高学歴人口の大量流入があります。

しかし東京の場合も、結果的には中学校、高校へはかなりの数が区外の私立へと流出します。
つまり、教育への不安を取り去ったところでやはり島の外に出ていく動きは避けることができないといえるでしょう。
だからこそ、その後も親世帯は残留し、いったん島の外に出た子が戻って来られる環境を作るべきなのです。

そのためには、地域のアドバンテージを認識し、共感し、それを活かした賢い生き方の選択肢を幼時から理解し、発見し、共有する取り組みと、地域を離れずに生涯暮らし続けていける環境づくりが必要なのです。
一方、食の安心、安全、環境重視のライフスタイル等、離島のアドバンテージについて、むしろ高学歴世帯の理解が高いと読むことができます。
つまり、環境づくりのキーとして「高学歴住民を核としたネットワーク」と、それを実現するために地域の資源となる、高学歴人口の保護と流入をどのように後押し優遇するかがポイントになるように思います。

このまま日本の島々が居住放棄地となり続けていったとしたら、不法移民、不法占拠など、治安への不安が極めて深刻化する時がやって来るでしょう。
僕はこれまで離島の問題を地域振興、観光の問題と考えて来たところがありましたが、これはほんの入り口の部分に過ぎなかったことがなんとなくわかってきました。離島に人が住み続けられるように環境を整えることは、「争いを伴わない大切な防衛手段の一つである」ということがことの本質なのではないかと思い始めているのです。
このことは、佐渡で北に向けられたレーダー基地を見たときに感じた違和感から強く確信しました。
確かに五島列島の福江島北部にも自衛隊の管理地がありました。なんでこんなところに?と思ったけれど、最初はスルーしていました。
考え過ぎでしょうか?

僕は政治的な話は得意ではないので、これ以上はやめておきましょう。

さて、今年は小値賀島、野崎島、福江島、久賀島、そして佐渡ヶ島と、5島を巡りました。
すべての島で見えてくるのは、全く同じ課題に同時的に取り組む様子が見られることです。
これはとてももったいないことです。
今こそ全ての離島が一致団結して同じ目標に向かって進む時なのではないかと思います。
また、先ほど環境づくりのキーは「高学歴住民を核としたネットワーク」ではないかと申し上げましたが、高学歴住民は、永住させようとするとどうしても無理が生じます。渡り鳥のように定住せずに次々と居住環境を変えて行くライフスタイルを認めてあげなければいけません。
ですから、ここで「離島ネットワーク」が重要になるのではないかと思うのです。
離島ネットワーク内で人を循環させ、育てる取り組みです。
そのために国の予算を使うなら誰もクレームはつけないこととおもいます。

ここまで建築については何も語ってきませんでした。
しかし、人が集まれば文化(カルチャー)が生まれます。カルチャーが生まれれば自然に建築文化が生まれます。つまり、人が建築を生み出し育むのですから、先ず人が集まり交わることが重要なのです。

今年最後の離島行きは来月、鹿児島県の徳之島を予定しています。徳之島三町のうちのひとつ、伊仙町の大久保町長さんをはじめ、役場の方々との交わりも予定されています。
今年の夏前には、たまたま海外渡航の代わりとして思いついたツーリズムとしての離島巡りでしたが、最後は地域活性という大きな課題に辿り着きました。

徳之島訪問、今からとても楽しみです。


PS
ところで、こんなコラムを書いていたらこんな記事を見つけました。

政府は5日、国境にある有人離島を保全するため、住民の生活支援を話し合う有識者会議を開いた。政府は2017年度に有人離島を支援するため約50億円の交付金を創設し、島への往来にかかる運賃や、特産品などの輸送費の引き下げにつなげる方針を説明。会議の議論を踏まえ、政府は来年春にも有人離島保全の基本方針をまとめる。 2016/10/5 20:39 日本経済新聞電子版

ここで「国境にある有人離島」と限定されているところ、予感が的中していました。
もっとも、防衛予算約5兆円に対して50億ですからほんの僅か0.1%なのですね。

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